柔らかな日差しと穏やかな春風に恵まれた4月のロケ撮影。ハードディスクに眠っていた写真を見返していると、当時の撮影の様子が鮮やかに蘇ってきます。今回の衣装は非常に爽やかなトーンで、長袖の白セーラー服にダークカラーの襟、袖口の青白ストライプ、そして胸元の淡いブルーのリボンが美しく調和しています。施された金色の刺繍は質感が高く、胸元には「Firefly」の文字が刻まれた金属バッジが輝きます。ホタルならではの透明感を再現するため、ウィッグは銀白からミントグリーンへのグラデーションが美しいロングウェーブを選定。頭頂部には葉や蝶の意匠があしらわれたグレーブルーのカチューシャを合わせ、ブルーのカラーコンタクトとピンク系のアイメイクで透明感あふれる表情に仕上げました。ボトムスにはダークトーンのチェック柄プリーツスカートを合わせ、履き口に肉球プリントが入った白ストッキングを着用。手元には黒の楽器ケースを携えました。
ロケーションは満開のピンクの花が咲き誇る木の下を選びました。春の光は柔らかい一方で木漏れ日の陰影が出やすいため、顔に濃い影や白飛びができないよう木陰の縁に立ち、均一な拡散光を拾ってメイクの質感を大切に残しました。1枚目の振り返るような横顔のカットは、銀白から淡いグリーンへと移ろうウィッグのグラデーションや、スカートとソックスが織りなすシルエットを綺麗に見せるための構図です。楽器ケースは視覚的なアクセントとして優秀ですが、持ちながら姿勢を微調整するのは体幹と腕のキープに力が必要でした。2枚目のプロフィールのアップは画面を贅沢に使った構図で、襟元のリボンや金属バッジの細部を捉え、背景のピンクの花びらと衣装の青白カラーが心地よい対比を描いています。
撮影当日は観光客も多かったため、カメラマンさんは望遠レンズの圧縮効果を活かして遠くの建物や通行人を綺麗にぼかし、すっきりとした世界観を切り取ってくれました。二次元コスプレの屋外撮影では表情管理が重要で、特に眩しい陽光の下ではこまめにまばたきを挟みながら自然な眼差しを保つよう意識しました。石段を歩く際は白ストッキングが滑らないよう気を配り、合間の休憩時も小枝でウィッグを引っかけないよう注意。屋外ロケでは衣装のシワやウィッグの毛流れが作品のクオリティを左右するため、コームやヘアピンを常備してこまめに整えました。満開の春の花と清楚な白ストッキング、そして花樹の下に佇むスクールライクな装いが見事に調和し、思い描いていた通りの一枚に仕上がりました。