26.07.12 穹妹コスプレ。今回の屋外ロケは本当に天候とロケーションに恵まれました。近くを走る路面電車、広大な草原、そして息をのむほど美しい夕焼け空に出会え、絶好の撮影環境となりました。撮影当日の午後はまず花畑や自動販売機の周辺で情景を切り取り、夕暮れ時には駅のホームへと移動して、黄昏時のドラマチックな光と影の移ろいを余すところなく捉えました。
今回の撮影機材にはFUJIFILM X-H2とXF16-55mmレンズの組み合わせを採用しました。このセットは屋外ポートレートにおいて非常に頼もしい存在です。XF16-55mmの焦点距離は極めて扱いやすく、花畑のように周囲の風景を広く取り込みたいシーンでは広角端を使って自然と人物の調和を表現でき、電車のホームのように光が複雑で空間の圧縮効果が欲しい場面では、55mm端までズームして開放寄りにすることで背景から人物をふわりと際立たせることができます。X-H2のセンサーは色再現性が非常に高く、夕焼けのピンクと紫の美しいグラデーションは撮って出しでも息をのむ仕上がりで、肌の透明感や白いドレスの繊細なディテールも白飛びすることなく残り、その豊かなラチチュードに大満足でした。
当日のヘアメイクとスタイリングについては、純白のロリータ風ワンピースに白タイツ(白ストッキング)と黒のエナメルメリージェーンを合わせ、ウィッグには淡い亜麻色のツインテールと大きな白いリボンの髪飾りを選びました。画面に豊かなストーリー性を持たせるため、ブルーグレーのうさぎのぬいぐるみを持参しました。このうさぎは撮影中ずっと大活躍してくれ、花の中で抱きしめたり、ホームで片手で耳を掴んで持ったり、頭の上に乗せてお茶目なしぐさをしてみたりと、手元の置き場に困ることなく写真に自然で生き生きとした表情を与えてくれました。白ストッキングでホームを歩き、柵に寄りかかるたび、夕暮れの微風に揺れるスカートの裾が、作り込まない本物の空気感を運んでくれました。
今回は@BJ不燼木撮影クラブの皆さんと一緒に撮影に臨み、チームワークも抜群でした。花畑での逆光撮影から、赤い自動販売機を背景にした鮮やかな色彩の対比、そして夕暮れの線路脇でのスナップまで、すべての工程がスムーズに進みました。ロケ地の移動で一日中身体を動かして体力は使いましたが、仕上がった完成写真を見た瞬間、すべての苦労が報われたと感じました。日常のリアリティと二次元の幻想的な雰囲気が溶け合い、構図においても大自然の情景描写と情感豊かなアップが見事に調和した、とてもお気に入りの質感に仕上がっています。同行してくれたカメラマンさんやアシスタントの仲間のサポートに心から感謝しつつ、今回の春日野穹の屋外撮影記録を締めくくりたいと思います。