『リバース:1999』の「スーツケースの中の仮面」公式イベントにて、メイクスタッフの現場記録を担当した一人として、この数日間は主に銀色の甲冑スタイルのメイクとメイクキープを担当しました。このシルバーアーマーは特殊な素材で作られており、フェイスメイクも衣装の持つメタリックな質感に合わせ、ベースメイクをしっかり厚めのマット肌に仕上げる必要があります。会場内の気温が高く、反射素材に光が当たると白飛びしやすいため、メイク崩れ防止の効果やハイライトの位置をこまめにチェックして修正を重ねました。
今回のイベントでは自身のスタイリングだけでなく、メイク担当の先生と協力しながら、ヴェルティ、アンジョ・ナーラ、37、ソネット、青いハンカチ、そして私が担当したルーシーを含む複数のキャラクター造型を仕上げました。公式から割り当てられたヘアメイク時間は非常にタイトで、1人あたり約30分から1時間ほどしかありませんでした。作業をスムーズに進めるため、事前にウィッグのセットを済ませておき、現場では各レイヤーさんの骨格に合わせて細部を調整することに専念しました。例えばルーシーの造型では、シルバーのメタリックなヘアスタイリングと眉の立体感、そして甲冑のソリッドさに合わせたクールなグレーブラック系のアイシャドウがポイントです。一方でアンジョ・ナーラのようなキャラは、お人形のようなツヤ感を表現するため、透明感のあるコンシーラーを重ねてベースを作りました。
休憩時間には会場の素敵なレイヤーさんたちと記念撮影を楽しみました。マスク越しでも皆さんの完成度の高さが伝わってきます。お直し時にチークのぼかしムラが出た際、ファンデーションとフェイスパウダーの配合を素早く直してくださったメイクの先生には本当に感謝しています。合計7組の写真を撮影し、9枚組のグリッドで現場のリアルな熱気を記録しました。スマホでの自撮り時は広角レンズによる周辺の歪みが出やすいため、人物が画面端に来ないよう立ち位置を工夫しました。照明が複雑な環境だったため、肌が滑らかに映るよう露出パラメータも何度も微調整しています。このシルバーの甲冑はかなりの重量があり、動きが多少制限されましたが、それによってキャラクター特有の重厚感がリアルに醸し出されました。会場では単なる自撮りにとどまらず、公式運営チームの日常を客観的に記録することができました。各レイヤーのメイクや衣装がキャラクターの本質を見事に表現しており、『リバース:1999』2周年の公式イベントに携われたことは非常に充実した業務体験となりました。厳密な撮影プロセスを通じてキャラクターの魅力を引き出し、現場のプロフェッショナルな実行力も実感できた、非常にクオリティの高いコスプレ業務記録となりました。