今回のイベント写真はホタルACGエキスポで撮影したもので、食料を探すマルシルをテーマにしています。ダンジョン飯のキャラクターを演じるにあたり、衣装には濃淡のブルーを組み合わせた布地を選びました。綿麻混紡の素材で通気性は悪くないものの、会場内の気温が高かったためロング丈のスカートは少し蒸れましたが、キャラクターのシルエットを忠実に再現できました。襟元の赤いリボンやケープの黄色い縁取りは手縫いで仕上げており、細部の処理も納得のいく出来栄えになりました。
エルフ耳は今回新調したシリコン製のもので、以前のものよりフィット感が格段に向上し、一日中歩き回っても外れませんでした。手にした長い杖は自作の小道具で、1.5メートルの軽量木材を用意し、巻きつく木の枝の質感を彫刻してから塗料でヴィンテージ加工を施しました。先端の緑の葉は食料調達というテーマに合わせてあしらったものです。杖の重心バランスが良く、片手で掲げて無重力感を出すポーズも無理なくこなせました。
腰元のグレーのポーチは今回のスタイリングのポイントの一つで、ハリのある合皮素材を選び、内側の金具ホックで重厚感を持たせましたが、そのぶん少し重みがありました。ボトムスのスカート丈が長いため裾を踏まないよう気を配り、足元には舗装路でも歩きやすいブラウンのサンダルを合わせました。
撮影は車道沿いの順光で行い、歩く姿や振り返る瞬間をカメラマンさんに切り取ってもらいました。当時は周囲に行き交う人が多く騒がしかったため、歩行者への配慮が必要でした。青みがかった髪と長い耳の組み合わせが、キャラクターの強い没入感を生み出してくれたと思います。
「食べ物を探す」というシチュエーションは、午後に小腹が空いた会場内で何か食べ物を探す感覚そのものだったため、自然と表情を作ることができました。撮影後は腰ポーチの重さもあって長めの休憩を取りましたが、装備の重量感と過ごしやすさのバランスを取りながらディテールにこだわった甲斐があり、納得のいく仕上がりになりました。
道路脇以外でも撮りたかったのですが、人の流れが多くアングルを増やせなかったのが唯一の心残りです。小道具の塗装や衣装の配色には細心の注意を払い、原作に近い世界観を表現できました。衣装の黄色いパイピングや赤いリボン、そして背景の緑が豊かな色彩の重なりを生み出し、構図の切り取り方が試される撮影となりました。衣装の手入れや小道具制作の記録も、まとまり次第シェアできればと思います。
深青色のワンピースはVネック仕様で、肩から垂れるケープのラインが首元をすっきりと見せてくれます。服自体にポケットがないため、グレーのポーチはスマホの収納としても実用的に活躍しました。赤い紐で結んだツインテールは走るたびに揺れ、キャラクターの快活な性格を際立たせてくれます。今回装用したグリーンのカラコンは瑞々しい若葉と響き合い、まるで森の中に溶け込んだかのような生き生きとした印象を与えてくれます。背景の並木や道路、行き交う人々が、スナップショットならではの生活感を添えてくれました。
ホタルACGエキスポの会場では、食べ物を探し求める空気感を捉えるため、まずは近くのブースを回って光の回り方が良い場所を見定めました。慌ただしくも愛らしい躍動感を残すため、カメラマンさんには開放F値で連写してもらいました。青い衣装の下にはインナーを重ねて着脱をスムーズにし、ウィッグはふんわりとした自然な質感を出すためにヘアスプレーでしっかりホールドしました。ロングスカートを踏んでしまわないよう歩幅を自然と緩めたことが、結果として周囲を見渡しながら歩く食料探しの仕草にぴったり合致しました。周囲のブースの喧騒の中でもカメラマンさんとの連携はスムーズでした。過度なレタッチには頼らず、カメラ本来の描写力と自然な光影を活かしています。体力面では大変でしたが完成度は高く、当時の実感をそのまま閉じ込めた良い記録になりました。