今回の新約エクシアの装備は、パーツ選びから最終的なメイクの完成まで、約1ヶ月近く試行錯誤を繰り返しました。赤いウィッグは何度もカットとセットを重ねて、ふんわりとした少し無造作な質感を表現しました。ベースメイクは透明感のあるマット肌に仕上げ、赤髪から浮かないよう眉毛にもしっかり赤みを取り入れました。アイシャドウにはブラウン系を選んで陰影をつけ、その上に細かいラメを重ねています。アイラインを長めに引き、赤いカラコンを合わせることで、アニメ絵の作風に近い再現度を演出しました。ウィッグは特注品で、前髪やもみあげの自然なカール感を出すのにかなりこだわりました。
イベント当日にこれらの装備や小道具を背負って歩き回るのは、まさに体力勝負でした。銃の小道具は見た目こそ格好いいものの、無垢材と金属パーツの重みで腕がずっと痛むほどでした。カメラの前でブレないよう、銃の構え方は何度も微調整しました。衣装の黒いアウターの表面にはヴィンテージ風の加工が施されており、胸元の金属バッジはしっかり留めておく必要があります。腰回りの布の結び方は原作の設定資料を参考に再現しました。白ストッキングを履いた後はガーターリングの締め付け具合にも注意が必要で、きつすぎると脚が太く見え、緩すぎるとズレ落ちてしまいます。スカートの裾はシワになりやすいため、スチーマーであらかじめ手入れしておきました。
撮影場所の背後には『アークナイツ』のブースがあり、ネオン看板やシアンの球体オブジェが背景にぴったりでした。会場内の照明が複雑だったため、すっきりとした写真を撮るべく、カメラマンさんとアングルや露出について綿密に相談しました。2枚目のバストアップ写真はピントが完璧で、1枚目の全身写真では全体のプロポーションや脚元のディテールが綺麗に確認できます。脚元のデザインが非常に目を引く衣装であるため、右足に自然に重心を乗せて左足を少し曲げる立ちポーズを意識し、ニーハイの白ストッキングの質感を美しく引き出しました。銃の重量があるため、肘の角度が硬くならないよう気を配りました。2枚目の視線を合わせるカットは重心を直している最中のスナップで、かえって非常に自然な表情が捉えられています。
会場では多くのファンの方にキャラクターを気づいていただき、交流できてとても楽しかったです。小道具の手入れや衣装のパッキングは大変ですが、好きなキャラクターを表現できる喜びには代えられません。私自身が比較的細身のため、衣装のシルエットを保つために肩パッドを仕込みましたが、熱気のある会場内では少し蒸し暑く感じました。それでも仕上がりの効果は上々でした。来場者が多く撮影の待機列も長かったですが、その間に多くの素晴らしいカメラマンさんと出会い、キャラクターの所作に寄り添ったポージング指導をいただけました。白ストッキングのような細かな要素は衣装全体の統一感が試されるため、撮影中もストッキングのたるみやシワがないか気を配りました。
完成した写真を受け取った際、1枚目の写真は自信に満ちた少しお茶目な瞬間が捉えられていて特にお気に入りです。2枚目では視線の強い存在感が際立っています。赤髪はライティングを浴びて美しい光沢を放ち、モノトーンの衣装と見事なコントラストを描いていました。今回の教訓として、イベントの衣装は見栄えだけでなく動きやすさも重要で、腰のストラップも何度も調整してようやく快適な位置が見つかりました。通りがかったドクター(プレイヤー)たちと設定について語り合えた時間もとても充実していました。銃の小道具はクールですが本当に重く、長時間の保持は腕力が試されます。総じて非常に楽しい経験となり、また機会があればこのキャラクターに挑戦したいですが、次回はより軽量な予備武器を用意するかもしれません。今後さらにこの世界観にマッチしたロケーションで撮影できることを楽しみにしています。朝9時の入場から午後の撤収まで、数時間背中の羽を固定していたため肌が少し赤くなりましたが、この衣装を身にまとい、馴染みあるブースの前に立った瞬間、すべての苦労が報われたと感じました。今回のイベント写真の撮影を通してまた新たな学びが得られ、次回の撮影体験が今から待ち遠しいです。