10月5日のCQアニメイベントで出した『ゼンレスゾーンゼロ』の千夏は、衣装から小道具までかなりの準備期間を費やしました。ウィッグはミントグリーンのツインテールで、ふんわりとしたボリューム感をキープするためキープスプレーを贅沢に使い、毛先のカールも巻き直しました。カラコンには青緑系を選び、アイシャドウとチークにピンクを効かせることで、小悪魔的で愛らしい表情に近づけました。ネクタイにあしらわれた星と天使のモチーフは特注で制作し、腰元のドット柄リボンや背中の小さな白い翼の小道具も、イベント会場で自然に見えるよう何度も微調整を重ねました。
イベント当日は大変な人混みで、パーツの多い衣装に加え、ピンクの大きなリュックと翼を背負っていたため、人混みを縫って移動するのは一苦労。入場ゲートを通る際には危うく引っかかりそうになるハプニングもありました。それでもたくさんの『ゼンレスゾーンゼロ』プレイヤーにお会いでき、皆様とても親切で、挨拶や記念撮影にも快く応じてくださいました。途中で軽食を挟んで体力を補給し、再びホールでの撮影を続行。会場内の照明は複雑でトップライトが強い場所もあったため、影の落ち方を避けるアングルを探り、最終的には現像時のカラーグレーディングで全体のトーンを整えました。
納得のいくカットを残すため、様々なポージングを試行。ピンクと白のボーダーアームカバーはこの衣装のチャームポイントのひとつで、ネクタイの柄を腕で隠さないよう注意を払いながら、硬くならない自然な所作を意識しました。ボトムスには白のサイハイソックス(白ストッキング)にピンクと白のボーダールーズソックスを重ね、足元に豊かなレイヤード感をプラス。美脚効果は抜群なものの、歩き続けると足の裏には確かな痛みが走りました。カメラマンさんが現場の斜光を巧みに活かしてスカートのプリーツや脚のラインを引き立ててくれたおかげで、仕上がった写真は質感あふれる美しい仕上がりとなりました。写真をプレビューした際、特に振り返りのカットは背中の翼とソックスのディテールが綺麗に収まっており、思わず見惚れてしまいました。
大好きなキャラクターを現実に連れ出し、同好の仲間と交流できることこそがコスプレの最大の醍醐味です。今回のイベントでもウィッグのメンテナンス術や翼パーツの固定方法など多くの学びがあり、『ゼンレスゾーンゼロ』の他キャラクターの衣装製作の難所についても熱く語り合いました。一日中厚底靴で立ちっぱなしだったため足は棒のようになり体力も消耗しましたが、千夏のお茶目な愛らしさが完璧に写真に収められているのを見て、事前の準備がすべて報われたと感じています。次回のアニメイベントにもぜひ参加し、さらに完成度の高いスタイリングをお届けするとともに、より多くの皆様と出会えることを楽しみにしています。