【ゼルダのコスプレ】ホタルACGエキスポで再現する『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』の幻想世界 - 1 枚目
【ゼルダのコスプレ】ホタルACGエキスポで再現する『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』の幻想世界 - 2 枚目
【ゼルダのコスプレ】ホタルACGエキスポで再現する『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』の幻想世界 - 3 枚目

本日、広州のホタルACGエキスポで撮影したこのイベント写真は、『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』のスタイリングです。イベント会場のただ中でハイラル王国の空気感を再現するため、今回は美術の設営に多くの工夫を注ぎ込みました。足元の台座には人工苔を敷き詰め、そのモフモフとした質感が薄暗い環境下で抜群の映えを発揮してくれました。宙に浮かぶ光る妖精のオーブは、透明なアクリル球に青緑色の羽パーツと小型LEDライトを仕込んで手作りしたもので、画面自体の光源として機能し、全体のレイヤー感を劇的に深めてくれました。

衣装面では、深緑と生成りのベアトップドレスが設定に美しく寄り添っています。胸元のレザーメッシュ、青緑の宝石が埋め込まれた幾何学模様のヘッドドレス、首元のビーズネックレス、腕や足首のリストバンドなど、細かなディテールを一つひとつ丹念に揃えました。エルフ耳のシルエットに馴染ませるため、ウィッグはサイドパートのレイヤーカットを施しました。メイクでは、目の下に配した白い雫状のハイライトがアクセントとなり、人ならざる存在特有の幽玄な情感を引き立てています。

撮影場所は展示ホールの片隅で、背景は人の往来や機材で雑然としていました。そこで修司先生は大口径レンズの絞りを開放し、天井の照明を柔らかな玉ボケへと昇華させ、手前に置いた発光球の前ボケを活かして空間の奥行きを創出してくれました。この被写界深度のコントロールにより、視線が迷わず人物へと引き込まれます。現場ではいくつかの異なるポージングを試みました。1枚目は苔の台座の上で膝を抱えて目を閉じる防御的な座り姿で、キャラクターの孤独と疲弊を表現。2枚目は立ち姿で光る妖精を手のひらに載せ、前方を仰ぎ見ながら希望を探し求めるような真摯で期待に満ちた眼差しをキャッチ。3枚目は腕を組んで目を閉じるクローズアップで、内面の葛藤や儚い脆さに焦点を当てました。

イベント会場の照明は極めて複雑でしたが、レフ板とLED補助光を組み合わせることで、顔周りには常に柔らかい寒色系の光をキープしました。修司先生は後処理のカラーグレーディングで環境光を抑え、シャドウのディテールを引き出すことで、静謐でメランコリックな映画的トーンを完成させてくれました。苔の台座や自作小道具を抱えて混雑した会場を移動するのは体力的にもハードで、通気性の低い衣装での長丁場でしたが、構図・感情表現ともに思い描いていた通りの世界観を宿すことができた納得の仕上がりです。