今回のホタルACGエキスポ3日目は、慌ただしくも最高に楽しい時間を過ごしました。挑戦したキャラクターは『勝利の女神:NIKKE』の殺し屋の妻Dです。比較的ニッチなキャラクターではありますが、個人的にとても思い入れがあります。衣装デザインそのものに見どころが多く、大きくスリットが入った白シャツに青白ストライプのネクタイを合わせることで、上半身のレイヤード感を一気に引き立てています。ボトムスには深藍のデニムミニスカートにレザーベルトとメタルバックルを合わせ、太ももには黒いレッグリングを装着。秘密捜査官らしいクールさと、どこか掴みどころのない色香が同居した絶妙な佇まいを表現しました。
スタイリングにユニークな見どころを加えるため、蛍光グリーンと黒のツートンが鮮やかなエナメル調ジャケットを特別に用意しました。肩に羽織るだけで、まるで違反切符を切る交通警察官のような雰囲気に様変わりします。友人たちからは「会場の秩序を維持するのにぴったりの装備だね」と冗談交じりに突っ込まれました。ただ実際のところ、このジャケットは存在感抜群の大型プロップであり、薄手とはいえ熱気のこもる館内で羽織っているとすぐに汗が吹き出し、かなりの忍耐力を試されました。それでも写真の完成度を高めるため、極力羽織った状態で大半の撮影をこなしました。
撮影場所は主に屋内のホール内を選びました。館内の照明は安定しているものの来場者が非常に多く、人の波の隙間を縫うようにしてロケーションを確保する必要がありました。これこそが私が相互無償撮影を募集していた大きな理由でもあります。経験豊富な熟練のカメラマン様は、屋内の光と影の機微を的確に捉え、衣装の上質なテクスチャや肉感的な脚の美しいラインを格段に引き立てて撮影してくださいます。屋外エリアは天候の都合で運任せであり、猛暑の中でサウナ状態になるのは避けたかったため、室内を優先しました。幸運なことに、本日お会いした相互無償のカメラマン様方とは意思疎通が非常にスムーズで、テンポよくシャッターを切ってくださり、思い描いていた理想のアングルを素早く切り取ることができました。データの共有もスピーディーで、熱心な撮影と尽力には心から感謝しています。
ブースを巡る中で、このキャラクターに気づいてくださる同好のファンの方々にも出会えました。マイナー寄りの衣装を着ていると誰にも気づかれないのではと不安になることもありますが、名前を呼んでいただいたりツーショット写真をお願いされたりした瞬間の喜びは格別です。また、自作のノベルティグッズを持参していたのですが、お配りした際に喜んでくださる表情を見て大きな達成感を得ることができました。この衣装で会場内を歩く際は歩幅が制限されるため、スカートの裾やベルトの位置に常に気を配り、着崩れや転倒を防ぐよう慎重に動きました。撮影時のポージングを美しく保つためにもこまめに重心をコントロールし、脚のラインがすらりと長く映るよう意識し続けました。細かな所作への配慮は体力を消耗しますが、これこそがコスプレの醍醐味だと感じています。
衣装選びから試着、そしてイベント当日のセッティングに至るまで、すべての工程に心血を注ぎました。今回は重厚なアーマー装備こそ選ばなかったものの、細部のカッティングやアクセサリーの組み合わせをブラッシュアップするのには多くの時間を費やしました。イベントとは自身に挑戦し続け、そして再び温かく癒される場所です。本日、二次元カルチャーを愛する多くの仲間たちと同じ空間に集い、他愛のない会話を交わし、写真を撮り合えただけでも本当に幸せでした。また次のイベントで、新しいスタイリングを纏って皆さんとお会いできるのを楽しみにしています。