12月31日という日は、鍾離というキャラクターにとって特別な意味を持っています。コスプレイヤーとしてこの日にストック写真を投稿できることは、一つの記念であり儀式感でもあります。
この写真セットは、少し前にイベント会場やスタジオ環境を組み合わせて撮影したものです。黒地をベースに広範囲の金箔押し模様が施されたこの衣装は、視覚的にキャラクターの落ち着いた重厚な雰囲気に見事にマッチしています。上半身はハイネックのインナーにメタリックな幾何学カットの質感を持つ肩当てを合わせており、正直その肩当ては結構な重さがありますが、装着すると肩のシルエットがしっかりと広がり、立ち姿がとても凛々しく見えるため、キャラクターのオーラを作り出す上で大いに役立ちました。腕部分の袖や手袋はフィット感が高く、武器を構える動作をとってもシワになりにくく、スマートな質感に仕上がっています。
下半身の組み合わせについてですが、インナーには白のロングパンツを着用し、外側にはスリット入りの黒金色の長袍を羽織っています。黒地に金模様と暗紋が織りなす生地は、強い光を浴びると密やかな光沢感を放ち、暗がりでは深く神秘的に映ります。長袍が床に垂れ下がるドレープ感は、特に全身カットを撮影する際、ロングコートや背中のマントと相まって大きな視覚的存在感を放ち、佇んでいるだけで自ずと威厳が漂う雰囲気を出してくれます。
小道具に関しては、今回キャラクターのモチーフである長柄武器を持参しました。グリップ感は想像以上に良かったのですが、長さがかなりあるため、イベント会場のような人混みでは、横持ちや背負う際に周囲の来場者に当たらないよう細心の注意が必要でした。特に振り向いたり大きく振ったりする動作では、重心のコントロールが非常に重要で、そうでないと動作が硬くなったり体がふらついたりしやすくなります。今回のイベント写真を撮影するにあたり、背負い、片手での斜め持ち、両手での正対持ちなど、様々な持ち方を試みました。
撮影についてですが、カメラマンはあえてダークトーンにリムライト(輪郭光)を効かせる手法をとってくれました。黒と金を基調とした衣装であるため、フラットな光を当てると黒や金属の光沢が消えてしまい、平面的に見えてしまうからです。そのため、ほとんどのカットで斜め後方から光源を当て、髪の毛のラインや肩当ての金属のハイライトを描き出しています。特に缶ドリンクを飲みながら座っているカットは全体の中で最もリラックスした一枚で、イベントの合間の休憩エリアでスナップ撮影したものです。長袍を少し肌蹴けさせてインナーの白いパンツを覗かせ、脚を組み、ドリンクを手にしたポーズは、キャラクターの洗練された美しさを保ちつつも、日常の自由でアンニュイな空気を覗かせています。
ウィッグに関しては、相変わらずキャラクターの象徴である黒のショートヘアにオレンジレッドのメッシュが入ったスタイルで、頭頂部のアホ毛がまさに魂の宿る部分です。スタイリングの度にワックスとキープスプレーで念入りに整え、一日中の撮影でも潰れないようにしています。メイクは目元の輪郭を重点的に引き締め、オレンジレッドのアイシャドウと下まぶたのぼかしで髪色と呼応させ、目元を鋭く活気あるものにしつつも、威圧的になりすぎない落ち着きと集中を感じさせる印象に仕上げました。
『原神』のクラシックキャラクターとして、鍾離のゲーム内におけるストーリーや設定は元々非常に深みがあります。コスプレイヤーとして演じる際、過度な大げさなアクションは必要なく、むしろ軽く首を傾げたり、伏し目をしたり、カメラを静かに直視するような佇まいこそが、このキャラクターの核によく合います。今回の写真セットでは、各カットの感情表現に自分でも満足しています。長柄武器を構えた警戒感ある戦闘姿勢から、ゆったりと休憩するリラックス感まで、振り幅は大きいものの、衣装自体の雰囲気が補ってくれるため、違和感を生むことはありませんでした。
お誕生日の当日にこの写真集を皆様とシェアできたことで、心の中の小さな願いが叶いました。衣装の細やかな縫製ディテールから当日の撮影体験に至るまで、写真を通じてこの質感が伝われば幸いです。