正月に実家へ帰り、演劇の町をのんびり散策するとなれば、やはり自分自身が最も気に入っている衣装を着て出かけたくなるものです。数日前、小年(旧正月の前祝い)のタイミングで天気が非常に晴れ渡っていたため、母が「外で写真を撮ってあげる」と言ってくれました。仕上がった写真の効果が予想以上に素晴らしかったので、今日は今回のコスプレ撮影の感想をシェアしたいと思います。
今回の撮影に選んだ衣装は、神里綾華の日常向けのスタイリングで、個人的にこの白と青が織りなすレイヤー感のあるデザインがとても気に入っています。インナーは純白のパフスリーブ(灯籠袖)ブラウスで、襟元とウエストにはダークブルーのリボンと衣襟のアクセントがあしらわれ、その上からライトブルーのオーバースカートを重ねており、裾には軽やかなシフォン生地が切り替えられています。キャラクターの気品に合わせるため、青と白の小花を編み込んだ麦わら帽子を合わせ、シルバーホワイトの髪をナチュラルなカーブに整えました。ふんわりとしたボリューム感を残しつつ、お出かけ時のスマートさも両立させています。足元のフリンジ付きブラウンショートブーツは、アンバランスさを感じさせず、古鎮の木製フローリングとも驚くほど相性が良かったです。
今回は、わざわざスタジオに行ったりプロのカメラマンを呼んだりしたわけではなく、完全に母がカメラを握ってくれました。親が撮るレンズには、独特のリアルさと日常の温かみ(生活感)が宿るもので、スナップ写真のアングルも非常にナチュラルだと感じます。例えば1枚目の、扇子で顔を半分隠しているカットは、扇子のゴールド&ブルーのグラデーション和、画面に映る木製の長い回廊の色調をちょうど良くマッチさせることができました。背景には穏やかな川の流れと向こう岸の青々とした山々が広がり、人物が画面中央に配置された豊かな構図になっており、カバー写真に最もふさわしい1枚だと思っています。
小道具の扇子についてですが、本当に大活躍してくれました。多くのレイヤーが屋外でのコスプレ撮影で「両手をどこに置けばいいか分からない」という悩みに直面しがちですが、扇子を持っていれば動きのアクセントになりますし、扇の骨が持つ硬質なラインが布地の柔らかさを引き締めてくれます。川辺の東屋(あずまや)で撮影した際は、扇子を広げて顔を少し隠し、含みを持たせたチャーミングな表情を演出してみたところ、驚くほど自然な仕上がりになりました。後ろの2枚は町中の庭園で撮影したもので、池のほとりのウッドデッキに腰掛け、頭上から垂れ下がる青々とした蔓(つる)に囲まれています。木漏れ日が蔓を透かしてきらきらと降り注ぎ、白いシャツと青いスカートに抜群の透明感を与えてくれました。池には巨大なガラス玉のオブジェがいくつか浮かんでおり、水面がレンガの壁や屋根瓦を映し出していて、画面全体に深い静けさを添えてくれています。
普段から屋外ロケを多く経験しているレイヤーとして、実景での撮影とスタジオ撮影の違いは深く理解しています。スタジオ撮影は主にライティングによって人物を作り込みますが、自然光を活かした屋外での撮影は、ベースメイクにより高いクオリティが求められ、写真の質感において衣装のディテールが厳しく試されます。今回選んだこの衣装は、生地の質感、襟元のステッチ、スカートの裾のドレープ感などが自然光の下でありのままに露出されましたが、幸いにも写真の仕上がりは合格点と言えるものでした。ここで母の撮影技術も大いに褒め称えたいです。複雑な一眼レフのパラメータ設定こそありませんが、背景の「奥行き感」を非常にうまく活用してくれました。木製の手すり、回廊の格子、遠くの山や建築物がすべて彼女のレンズの中に美しく収められ、背景を乱雑に見せることなく、人物の存在感をしっかりと際立たせてくれました。
演劇の町を一周してみて、このような伝統的な中華風の要素を持つロケーションは、神里綾華が持つ古典的で優雅な気品と本当に相性が良いのだと肌で実感しました。川辺の木造の東屋で見せた静的な立ち姿であれ、蔓の絡まる中庭でのんびりと寛ぐ座り姿であれ、シチュエーションが変わることで、まったく同じコスプレにこれほど異なるストーリー性を持たせることができます。
コスプレをするということは、単に衣装やウィッグによるキャラクター再現にとどまらず、自分の大好きなキャラクターを現実世界に連れてくるという一種の体験プロセスなのだと思います。今回、正月の帰省を利用して、母が撮ってくれた写真でこのユニークな町の思い出を記録できたことは、私にとって非常に意味のあることですし、この衣装の表現に対する大きな自信にも繋がりました。