今回の撮影テーマはショアキーパーの「月潮星紗」のスタイリングで、ウィッグからスカートの裾にいたるまで、細部(ディテール)にたくさんのこだわりを詰め込みました。アイスブルーのグラデーションヘアに水波紋のようなパールの質感を合わせ、ベールにあしらわれた細かなラメが、暗い照明の下で星空のような美しい反射を放ちます。衣装のストラップやカッティング(穴あき構造)は実は型紙の完成度が非常に試される部分で、キャラクターの持つ軽やかでエレガントな雰囲気を再現するために、あえてオーガンジーを重ねたボリュームのある裾を選びました。ひるがえる姿はまるで波のように波打ちます。
撮影当日は、深海のような幻想的な雰囲気を演出するため、背景セットに何重もの青と白のグラデーションのシフォンを飾り、ブルーに発光する魚の小道具を吊り下げました。ライティングは前側からの冷色系の強い光和ソフトボックスを組み合わせることで、この透明感のある肌の質感を表現しました。ポージング面では、キャラクターが普段見せる静かでどこか超然とした立ち姿を参考にしつつ、ドレスの美しいドレープ(垂れ感)を表現するために、手足を伸ばした動きや座りポーズも取り入れました。
レタッチ(後期処理)では主にブルーのトーンを統一し、ハイライトを際立たせ、シフォン生地の細かな質感を残すようにしました。過度な美肌処理(磨皮)は避け、クールで幻想的な視覚的空気感をできる限りそのまま再現しています。事前の生地選びから実際の撮影にいたるまで、プロセス全体が一つの精密なハンドメイド作品を作り上げているかのようで、自分自身でも非常に満足のいく青髪コスプレの試みとなり、深海風の写真撮影の魅力を存分に表現できました。