暗黒風ロリィタ服と、古びたテディベアの童話な夜 - 1 枚目
暗黒風ロリィタ服と、古びたテディベアの童話な夜 - 2 枚目
暗黒風ロリィタ服と、古びたテディベアの童話な夜 - 3 枚目
暗黒風ロリィタ服と、古びたテディベアの童話な夜 - 4 枚目
暗黒風ロリィタ服と、古びたテディベアの童話な夜 - 5 枚目
暗黒風ロリィタ服と、古びたテディベアの童話な夜 - 6 枚目
暗黒風ロリィタ服と、古びたテディベアの童話な夜 - 7 枚目
暗黒風ロリィタ服と、古びたテディベアの童話な夜 - 8 枚目
暗黒風ロリィタ服と、古びたテディベアの童話な夜 - 9 枚目
暗黒風ロリィタ服と、古びたテディベアの童話な夜 - 10 枚目

レースのナイトキャップを被り、白い包帯風のクリップを留め、手元にはあのふわふわのテディベア――今回の暗黒童話をテーマにした撮影は、最近の私の中で一番お気に入りのスタイルへの挑戦です。

多くの友人がこの写真のセットを見た時の第一声は「甘くて不気味」でした。それこそが、まさに私の狙っていた感覚です。人形メイクの部分に関しては、あえて鮮やかなブルーのカラコンを選び、赤系のアイシャドウとボリュームのあるアイラッシュを合わせて、目元をより鋭く見せました。口元の白い布と金属の小さなクリップは今回のスタイリングの魂です。現場でテストメイクをしていた時、鏡に映る自分を見て少し病み期(ヤンデレ)っぽさを感じましたが、カメラマンさんはこの「ツギハギ感」が純白のドレスの大人しさを打ち破り、良いギャップを生み出していると言ってくれました。

衣装は、フリルとリボンがあしらわれたレトロなナイトキャップに、ランタンスリーブのレースブラウスを選びました。本来ならとても王道なロリィタの要素ですが、カメラマンさんのライティングが非常に思い切っていました。純黒の背景に一灯のフロントサイドライトのみを組み合わせることで、顔に深い影を落とし、レースの質感さえも強い光の下で冷たく鋭く見せています。この高コントラストなダークトーンの処理により、画面全体が一気に「童話」から「暗黒」の境界へと滑り込みました。

道具(プロップ)のテディベアも実はこだわり抜いて選んだものです。綺麗で新品同様のブランドもののぬいぐるみではなく、毛並みが少し縮れて商品タグがついたままの古いクマを探し、その「古びた感」でテーマを呼び起こそうとしました。撮影中は、高く掲げたり、うつむいて見つめたり、指先で優しく触れたりと、たくさんのインタラクションを試みました。どの動きも、寄り添いと解体をめぐる小さな物語を紡いでいるかのようでした。特に、クマを掲げながら頬杖をついている何枚かが気に入っています。ポーズはリラックスしていますが、視線は遠くへ向かっており、ぬいぐるみを心の拠り所にしているような没入感があります。

撮影プロセス全体が非常に心地よかったです。スタジオには私とカメラマンさんだけで、レースが擦れ合う音が聞こえるほど静かでした。私は常々、ダークスタイルの本質は恐怖ではなく、優しい表面の下に隠された小さな「亀裂」だと思っています。この衣装のように、白ければ白いほど、口元のクリップの痛々しさが際立つのです。

撮影後に写真を整理したところ、どの一枚も感情が一貫しており、無理にポーズを作ったような不自然さがありませんでした。これはきっと、カメラマンさんとの阿吽の呼吸のおかげです。彼は私が求める「壊れそうな儚さ(破碎感)」を理解しており、私の瞳のブルーを光でどう増幅させるかを知んでいました。

今回は完璧な表情にこだわるのをやめ、むしろ少しカジュアルな表情を意識しました。何枚かは微かに微笑んでいますが、ダークトーンの中に置くと、かえって心に刺さります。皆さんにも、この矛盾した美しさを感じていただけたら嬉しいです。一方はふわふわとした可愛らしさ、もう一方は微かに漂う不安感。

最後に伝えたいのは、写真は必ずしもキラキラ輝いていたり、絶対的に明るい必要はないということです。たまには暗闇に足を踏み入れ、古いクマと対話するのも、とても癒やされる方法の一つです。