『オナー・オブ・キングス』のユンエイ コスプレ撮影写真のレタッチがようやく完了しました!機材はSONY A7C2に、FE 24-70mm F2.8 GM IIとFE 50mm F1.4 GMの2本のGMレンズを組み合わせて使用しました。奥行きのある古鎮でのロケーション撮影ということもあり、大口径レンズを生かして赤い提灯や雪景色の背景をいかに美しくボカすかが難しく、想定以上に時間とパワーを費やしました。
衣装には定番の赤と白のレザー切替デザインを選び、黒地に金の模様が入った太い帯とロングブーツを合わせました。キャラクターのしなやかでスマートな雰囲気を再現するため、高い位置でのポニーテールは必須。赤いリボンをあしらい、キラキラとしたラメの装飾を散りばめることで、サイドからの逆光を受けた際に髪の輪郭に金色の光輪が浮かび上がり、一気に雰囲気が高まりました。
小道具の長柄武器は本当に長くて重く、片手で綺麗に振るうポーズをとるにはかなりの腕力が試されました。写真では楽そうに見える動作も、撮影時には陰で身体の支えを利用していたりします。ロケーション撮影の舞台に選んだ古い路地や小道はとても風情があり、木造の回廊や軒下の赤提灯、壁際に咲き誇るピンクの花の木など、それ自体が素晴らしい国風の情緒を醸し出していました。
構図の多くは50mmと70mm前後の焦点距離に抑え、人の視野に近い親しみやすい視点を意識することで、力みすぎない自然な写真を目指しました。特に逆光での撮影時、絞り開放によるレンズフレアと髪のハイライトが幻想的な柔らかさを生み出し、彼女の手にする存在感抜群の長柄武器と素敵なコントラストを描いています。ちなみに現場の雪景色は完全な本物の雪ではなく、特別なライティングとレタッチ作業によって雪の質感をリアルに再現したもので、環境の中で赤白の色彩をより純粋に際立たせ、彼女の古風な女侠としての設定にふさわしい画に仕上げました。
撮影中は何度も NG や爆笑がありました。「六尺以内」でこの長い武器を扱うのは流革に少し狭く、革ブーツが古いレンガを叩く音も響き渡っていたからです。ですが最終的に写真を選ぶ際、路地を歩いては立ち止まる姿こそが、彼女の「街を巡回する」雰囲気に最もマッチしていることに気づきました。今回の撮影では動作のカッコよさを強調するだけでなく、伏し目がちで静かな瞬間も残しました。女侠といえど常に戦闘状態というわけではありませんからね。こうした長い小道具を使ったポーズは重心が少しズレるだけで硬く見えてしまいがちですが、カメラマンさんの的確な誘導のおかげで助かりました。
テキストにある「修復版(修正版)」とは、元写真の光影の階調を磨き上げ、赤や白のハイライトが環境光にかき消されないよう工夫したものを指します。片手で武器を下げて雪原で振り返る姿も、武器を抱えて木柱に寄りかかる立ち姿も、彼女の自信に満ちた華やかさとどこか少年っぽさのある性格に極力寄り添えるよう意識しました。この撮影を完遂したことで、ロケーション撮影における武侠・国風テーマの表現方法、特に衣装・メイク・小道具と光の組み合わせ方について多くの学びがありました。機材の高い解像性能も大きな助けとなり、衣装の金糸、帯の質感、武器の紋様まで非常に鮮明に残せました。こうした細部とキャラクターに対する自分なりの解釈をカメラ越しに表現できたことこそが、今回の二次元コスプレ撮影の最大の意義であり、仕上がった完成写真を見たときは本当に達成感でいっぱいになりました。