5月に実景スタジオ撮影した西施のフルセット(正片)がようやくまとまりました。これはおそらく、ここ最近の撮影の中で最も私の理想に叶ったブルー系のテーマです。
今回の衣装全体のトーンは、非常にクリーンな青と白的グラデーションです。トップスのチャイナボタン(盘扣)のディテールはとても精巧に作られており、袖口のカーブや襟元の真珠のあしらいも絶妙です。パッツン前髪の黒髪ストレートロングに、真珠とタッセルが付いた青いカチューシャを合わせ、全体的に清らかで落ち着いたスタイリングに仕上げました。
実景スタジオのセットの配置が非常に素晴らしく、広範囲に広がる青藍色の書道紗幕をベースにすることで、空间全体に水墨画のような透明感(通透感)をもたらしてくれています。傍らにはアンティーク調の木製圈椅(丸型アームチェア)とローテーブル(矮几)を配し、インク瓶、小さな竹簡、宣紙の掛け軸といった小道具も一通り揃っています。ダークウッドの小さな花台(花架)にピンクのお花を添えることで、全体の寒色系のトーンを和らげ、画面が単調になりすぎないように工夫しました。
拍摄の時には2つの異なる状態を試してみました。写真1はバストアップ(近景半身)のカットで、竹簡の小道具を手に持ってかすかに首を傾げることで、顔のヘアメイクやより繊細な表情を綺麗に見せることができます。写真2は全身の座りポーズ(全景坐姿)で、木製椅子にすっぽりと体を委ねた、むしろ一番リラックスした状態です。スタジオのライティング配置が実に見事で、下部からのローライトに周囲の寒色系のアンビエントライトを組み合わせることで、白と青のシルク生地が画面の中で非常に透明感があり軽やかに映り、紗幕の向こうの文字がうっすらと见え隠れする様子は、まさにキャラクターが持つあのしとやかで静寂な気品を感じさせてくれます。
今回の写真集では、キャラクターの再現度だけでなく、空間全体の質感にもこだわりました。このロケーションの魅力は、何と言ってもこの「浮世離れした美しさ(仙气)」にあります。実際の古風コスプレ撮影では、大げさなアクションをしなくても、ただ自然に座ったり手元の小さな小道具をいじったりするだけで、画面の存在感が非常に豊かになります。衣装とメイクの親和性がこの寒色系の光影の下でとても映え、5月の気候はすでに少し暑かったものの、スタジオ内の冷房とこの衣装の通气性の良い素材のおかげで、撮影体験はかなり快適でした。
今回の写真でこのようなナチュラルで清らかな佇まいを表現できたのは、カメラマンさんが光の加減やアングルを巧みにコントロールしてくれたおかげでもあります。実景スタジオ撮影の試みとして、仕上がりの効果は間違いなく私の期待通りになりました。