【Wcos】『アークナイツ』夏の海辺、岩礁での撮影記録 - 1 枚目
【Wcos】『アークナイツ』夏の海辺、岩礁での撮影記録 - 2 枚目
【Wcos】『アークナイツ』夏の海辺、岩礁での撮影記録 - 3 枚目

今回撮影した『アークナイツ』のW 水着は全体的なデザインがとても気に入っており、今回は撮影の細部や感想をお話しします。ロケーションに海辺の岩場エリアを選んだため、スタジオ撮影に比べて自然環境が遥かに過酷で、光の反射や水しぶき、足元の滑りやすさに対処する必要がありました。この衣装は質感が特別で、白いワンピース水着は岩場で汚れやすいため、撮影中の動作には細心の注意を払いました。羽織ったシアーなブルーのラッシュガードが絶妙なアクセントになり、夏の海辺の強い紫外線から肌を守るだけでなく、全体のスタイリングに透明感と軽やかさをプラスしてくれました。胸元の赤・白・青の幾何学模様や、ウエストサイドの赤黒のリング状の小道具がこのスタイリングの主役です。背景が黄土色や濃いグレーの岩肌の中で、これらの鮮やかな色彩が被写体を背景から綺麗に浮き立たせてくれました。

メイクとスタイリングに関して、キャラクターの持つクールな雰囲気に寄せるため、ベースメイクには寒色寄りのマットな白肌ファンデーションを選び、アイシャドウにはほんのり赤みをぼかしました。シルバーグレーのウィッグに鮮やかな赤いヘアバンドを合わせることで、強い視覚的インパクトを与えています。海辺のコスプレ撮影はベースメイクの持続力への要求が極めて高く、海風や容赦なく飛んでくる海水でメイクが崩れやすいため、キープミストを常備してこまめに吹き直しました。

理想的な波しぶきを捉えるため、潮の満ち引きを長い時間待ちました。岩肌は非常に荒くフジツボに覆われており、その上でバランスを保ちながら体を支えるのは想像以上に体力を消耗しました。半身を預けた姿勢を長時間キープしていると脚の筋肉が激しく痛みますが、カメラマンさんの望遠レンズの画角に合わせるため、脚のラインの引き締まった伸びやかさを維持する必要がありました。水しぶきが舞い散る瞬間、足元から果敢に波を迎えに行き、冷たい海水が押し寄せては素早く引くタイミングに合わせて、カメラマンさんが高速連写で空中に散る水滴を捉えてくれました。息を合わせる阿吽の呼吸が試された瞬間でした。

当日の光は曇り空による拡散光で強い直射日光がなかったため、肌の質感が滑らかに写り、岩の重厚なテクスチャもしっかり残せました。こうした柔らかな自然光は強光よりもコントロールが難しく、画面が平坦になりがちです。それを克服するため、構図で前景を活かし、画面下部に体を斜めに横たえ、上部に巨大な岩壁を配置して迫力を持たせました。この対角線構図により画面内での身体の比率が美しく伸び、脚やボディラインの曲線が際立ちました。風にふわりとなびくシアーなラッシュガードが足元の硬質な岩礁と柔らかな素材のコントラストを生み出し、動と静が見事に響き合う1枚になりました。

レタッチの後処理では過度な美肌加工や輪郭補正を避け、主に明暗のコントラスト調整に集中しました。海水の寒色系トーンを引き締めつつ、肌や衣装のハイライトを明るく補正することで、被写体の透明感を高め、背景の余計な色被りを除去しました。屋外の水辺と岩礁の組み合わせは非常に体力が必要でしたが、岩の上で何度もポーズを直し、何度も波に打たれながら撮影した写真が期待通りの仕上がりになり、今回のWcos撮影の舞台裏を皆様と共有できてとても嬉しく思います。