今期のロケーション撮影のスタイリングは、東方Projectの定番キャラクターである霧雨魔理沙です。投稿のキャプションで「宝船があれば、当然宝物もある」と触れられていたので、今日はそのテーマに沿って、この黒白カラーの魔法使い衣装で宝探し感あふれるロケーション撮影を行いました。
まずはこの衣装のコーディネートのディテールについてお話しします。白のレースフリルがついた定番の大きな黒い帽子に、金髪ロングとパッツン前髪をあわせ、再現度が大きなキーとなります。上半身はオフホワイトのパフスリーブシャツに、赤フチと赤いボタンがあしらわれた黒ベースのベストを合わせ、襟元の赤リボンが視覚的なアクセントとなって全体の黒白配色が単調になるのを防いでくれます。下半身はブラウンイエローのエプロンと黒のフリル付きアンクル丈ロングスカートで、全体的にレトロな質感に仕上がっています。動きやすさとスタイルの良さを考慮し、黒のミドルソックス(ストッキングコーデ)とダークブラウンのローファーをあわせました。このストッキングコーデのスタイリングはキャラクターの魔法使いらしい雰囲気にマッチするだけでなく、屋外の木製階段に座った際も自然に脚のラインを長く見せてくれます。手に持った金のらせんステッキは欠かせない小道具で、こうした乾燥した秋の落葉樹林の背景において、金属的な質感が非常に目を引くコスプレ撮影となっています。
今回はいくつかの異なるロケーションを巡りました。一つ目は、日当たりの良い木造の小屋やツリーハウスの階段周辺です。当日はちょうど深秋で、木漏れ日が木々の枝を透かして木製プラットフォームに注ぎ込み、素晴らしい光感を生み出してくれました。木製階段に腰掛けたカット(写真3)では、片手で頬杖をつき、身体を軽く前に傾けて黒のミドルソックスを履いたふくらはぎを覗かせつつ、もう一方の手をステッキにさりげなく添えました。この座りポーズは衣装のレイヤー感をアピールできるだけでなく、リラックスした心地よさを与えてくれます。丸小屋の側面的にあるアーチ状のドア枠もバストアップの特写にぴったりで、手に大きな帽子を添える仕草がとても自然に決まります。撮影時は強風で広い帽子のツバが倒れてしまうことが多かったため、手で押さえる必要がありましたが、それがそのままスタイリングの一部となりました。
もう一つの素晴らしいロケーションは、投稿にあった「宝船」の着想元である屋外の廃墟金属オブジェです。そこは古鉄やトタン板、機械パーツで組み立てられたコックピット風の建造物で、周囲には背の高い枯れた黄草が一面に生い茂っていました。こうした無骨な重インダストリアル調の環境は、魔法の森で活動する魔理沙のようなキャラクターと非常にマッチします。このロケーションでは、錆びついたコックピットの中に腰掛けたり、機械構造が露わになったオブジェの頂上に立ってステッキを軽く掲げたりしました。金属の冷たい硬質さとキャラクターの少女感が面白いコントラストを描き、荒涼とした空気感の中に冒険と宝探しの気配を漂わせています。
屋内ロケーションも見逃しませんでした。木造構造がメインのレトロな書屋の屋根裏部屋で、周囲には本がぎっしり詰まった本棚が並び、午後の温かいサイド光が差し込む中、空間はとても静かな雰囲気に包まれていました。魔理沙というキャラクターは魔法使いであると同時に、読書や本の収集が大好きという設定もあります。木箱に座って重厚な本をめくったり、アコースティックギターを抱えて弾いてみたり、文字が刻まれた天井の傾斜木板に寄りかかったりしました。こうした日常感のあるシーンのキャプチャはキャラクターをより生き生きと魅せ、単なるポーズ撮影ではなく、本当にこの隠れ家的な書屋内魔法や宝物を研究しているかのように見せてくれます。
正直なところ、秋の屋外で眩しい太陽を浴びながら何重もの衣装を身にまとうロケーション撮影を行うのは、非常に体力を消耗する作業でした。特に厚手の黒いロングスカートと重い金属のステッキは応えます。さらにあの巨大な黒いつば広帽子があるため、風が少し強く吹くだけでアングルを再調整する必要があり、帽子が飛ばされないよう防ぎつつ、顔に綺麗な光影を作るのは、カメラマン様と私のチームワークが強く試されました。ですが当日は素晴らしい天気に恵まれ、光も十分にシャープだったため、衣装の生地の質感、レースフリルのテクスチャー、探して赤いリボンまでくっきりと綺麗に写し出すことができました。撮影工程は大変でしたが、完成した写真を見て、東方Projectのこの定番キャラクターのニュアンスをしっかり表現できたと感じ、すべての苦労が報われました。以上が今回の宝探し冒険撮影で皆様にシェアしたかったディテールとなります。