【調香師コスプレ】『Identity V 第五人格』香水瓶の配置とレトロな光と影の表現 - 1 枚目
【調香師コスプレ】『Identity V 第五人格』香水瓶の配置とレトロな光と影の表現 - 2 枚目

今回の『Identity V 第五人格』調香師コスプレ作品は、構想から本番撮影まで約1週間をかけました。室内でキャラクター特有のアンニュイで神秘的な空気感を再現することを主眼に置きました。当初からカメラマンの@暴走追随さんとセット設営を綿密に話し合い、ダークブラウンのヴィンテージレザーソファと贅沢な赤のベルベットカーテンを背景に選びました。メイン光源の色温度をあえて下げ、油絵のような重厚な質感を醸し出すポートレート撮影に仕上げました。

衣装面にもかなりの労力を注ぎました。ウィッグはオーダーメイドで、カットとスタイリングに心を配り、キャラクター設定に合わせて片側に大きなチュールと白いリボンをあしらいました。ワンピースは贅沢な仕立てで、胸元には無数の白バラとシースルーレースが幾重にも重なっています。ウエストやスカートのラインは扱いが難しく、生地に美しいドレープを出すには特定の姿勢を保つ必要がありました。特に白ストッキングとハイヒールの組み合わせで美しい脚のラインを魅せるため、ソファに横たわったり寄りかかったりするポーズを何度も調整しました。革のソファに横たわって目を閉じ、手の仕草と脚の伸びやかなラインで最高の構図を探りつつ、スカートのチュールがヒールに引っかからないよう気を配る作業は、まさに体力勝負でした。

2番目のカットではパールが敷き詰められたテーブルへ移動し、光は温かみのある斜め逆光へと変わりました。手には花があしらわれたクリスタルスティックを持ち、背景の額縁やワインキャビネットが画面を華やかに彩ってくれました。カメラマンさんから、少し顔を上げて斜め上を見つめ、視線を適度に脱力させて片手を自然に下ろし、白ストッキングの上にそっと添えるよう指示を受けました。これによってキャラクターの高貴でありながらほんのりセクシーな佇まいを引き出すことができました。プレートに盛られたブドウやザクロは古典的な静物画のような雰囲気を演出するためのもので、テーブル上のパールの光沢も素晴らしい質感を加えてくれました。レンズ選びとカメラアングルの連携も完璧で、フェイスラインをすっきりと見せつつ、胸元や脚の美しいラインを的確に捉えてくれました。

撮影中は表情作りについてもカメラマンさんと深く探求しました。ベースメイクが白くアイシャドウもしっかり施されているため、大げさな笑顔は避け、半眼や遠くを見つめるアンニュイな佇まいでキャラクターの内面に秘められた複雑な想いを表現するよう自制しました。小道具はステッキに加え、倒れた香水瓶や額縁などを用いました。多くの要素を調和させるには事前の綿密なプランニングが必要でしたが、統一感のある仕上がりになりました。スタジオ全体が濃厚なレトロ感に包まれ、赤とゴールドが織りなすトーンが人物の存在感を際立たせています。この作品は、豪華な宮廷風の空間で優雅に香りに浸る贅沢な瞬間を表現しており、白ストッキングの透明感もライティングによって美しく引き出されました。このレトロなドレスでの撮影成果にはとても満足しています。大変な撮影でしたが、完成した写真を見ればすべての努力が報われたと感じます。