この「ゼーレ 彼岸の波沫」の衣装を身に纏い、仕上がりには心から満足しています。青のグラデーションウィッグは段差をつけて軽やかにカットし、白いリボンのカチューシャを着けることで、全体の佇まいに生き生きとした活力が宿りました。ぷにっとした愛らしい表情を作りやすくするため、青のカラーコンタクトとロングまつげは欠かせず、透明感のあるベースメイクと合わせることで、青いドレスの冷たいトーンを優しく中和してくれます。
この衣装の最大の魅力は、青と白の切り替え配色にあります。トップスは深みのあるブルーのホルターネックワンピースで、ピンクと黄色の縁取りがあしらわれています。胸元にはメッシュの透かし彫りデザインが施され、ほんのりと肌を覗かせることで、過度にならず程よい可憐な色香を添えています。白い薄手のシフォンスカートには青い小花がプリントされ、テーマの世界観に完璧にマッチしています。
小道具としては、欠かせない首元の花飾りに加え、青いリボンをつけた黒猫のぬいぐるみが一番のアクセントになりました。抱き寄せて猫の顎を私の肩に乗せたり、小道具として軽く掲げて視線を合わせたりと、様々なポージングを試みました。全体の画面にはレタッチで星屑や光輪、ステッカーを加え、本物のロケーションではない惜しさを補いました。
投稿に書いた通り、私の住んでいる地域は海から遠く離れており、近い将来に本物の海辺ロケに行くことができないのが少し心残りでした。撮影当日はひどいスモッグと強風に見舞われて大変で、当初予定していた清純な少女風のコンセプトを急遽変更せざるを得ませんでした。今回はレタッチでフィルターをしっかり効かせ、星の煌めきエフェクトを重ねることで、波しぶきと満天の星空が交錯するような幻想的な空間を創り上げました。
それでもスタジオや自宅での撮影とはいえ、構図にはかなりの工夫を凝らしました。4枚目の写真は遠近感を活かしたパース構図で、手を軽く広げてカメラの前に差し出すことで視線の奥行きを生み出し、衣装の美しいカッティングと首元のラインを余すところなく引き立てています。2枚目は片手で口元を指差し、もう片方の手で猫を抱きかかえ、光のグラデーションと合わせて夢幻少女のような世界観を演出しました。3枚目は猫のぬいぐるみをぎゅっと抱きしめて横向きにレンズを見つめ、従順でおとなしい雰囲気に。1枚目にはOOTD風の可愛いステッカーをふんだんに散りばめ、普段の部屋での日常のような親しみやすい活発さを表現しました。
今回は衣装の可愛さをアピールするだけでなく、コスプレイヤーとしての日常的な撮影のコツもシェアしたかったのです。例えばウィッグのセットでは、複雑な毛束を手で揉み込んでふんわりとした空気感を作り、ヘアスプレーでしっかり固定することで、装着時につぶれて重く見えないようにしています。また、カメラの前でキャラクターの個性をどう引き出すかは研究の連続で、瞬きの瞬間や首の傾げ方ひとつとっても、輪郭がすっきり見える角度を入念に計算しています。
撮影は本当に体力を使う作業で、特に後加工の演出と合わせる作品撮りはなおさらです。事前に衣装の着脱を繰り返してサイズ感を細かく調整し、季節外れの撮影にも耐えなければなりませんでした。幸い、完成した写真は非常に上質な質感に仕上がりました。レンズに向けて手を伸ばすパース感や、猫を抱いて振り返る仕草は、私の中のキャラクターへの解釈を美しく切り取ってくれています。
撮影を進めながら、いつか本物の海辺に行けたらどう撮ろうかと想像を膨らませていました。その日には本物の陽光が降り注ぎ、砂浜が広がり、潮風が吹き抜けているはずです。その時はステッカーや光のエフェクトに頼ることなく、砂の上に静かに腰を下ろし、波に合わせてスカートの裾を揺らしたいです。その日の自分が今日のように一生懸命ポーズを決めているのか、それともただ静かに佇んでいるだけなのかは分かりませんが、それだけでもきっと十分に美しいはずです。
この青白のドレスは私の表現の幅を大きく広げてくれました。いつか海辺でロケをして、夏の風がスカートを揺らす感覚を肌で味わいたいですが、まずはこの写真を通して、彼岸の幻想的な世界観を皆さんにお届けできれば嬉しいです。皆さんが普段猫のぬいぐるみに触れるときにも、この『崩壊3rd』のキャラクターが持つ特別な二次元の魅力を感じていただけますように。