『原神』とラッキンコーヒーコラボのニュースが出た瞬間、クロリンデを担当する友人と一緒に実店舗へ聖地巡礼(来店撮影)に行こうと約束しました。しかし発表された店舗リストを見て、一気にテンションが下がってしまいました。テーマ店があるのは寧波だけで、私たちのような地方都市のプレイヤーにとっては、没入感のあるコラボの熱気を味わうことができません。テーマ店に行けないなら自分たちで空間を作ろうということで、採光の良い普通の店舗を選び、準備した衣装と今回のコラボ紙袋を持って、特別な記念撮影をスタートしました。
今回のシグウィン コスプレの衣装についてですが、ディテールへのこだわりが本当に試されました。青と白を基調としたメイド風ワンピースは、胸元のフリルからスカートの段々フリル、さらに背中のインパクト抜群な大きな白いリボンとふわふわのポンポン尻尾に至るまで、全体的なボリューム感が非常に大きいです。このキャラクターを演じる上で一番難しいのは衣装のシルエットを綺麗に保つことで、内側にパニエをしっかり仕込むだけでなく、ウィッグに装着したウサギ耳のバランスも入念に調整する必要がありました。手元にはラッキンコーヒーコラボのカップを持ち、店内の装飾は普通だったものの、公式のテーマスリーブを手にした瞬間は、少しだけコラボの実感を味わうことができました。
対照的に、クロリンデのスタイリングはよりスマートで洗練された気品に溢れていました。シンプルな白シャツにトレードマークの紫のリボンタイ、ボトムスにはタイトな黒のミニスカートをコーディネート。このスカートの最大のポイントはウエストのゴールドチェーンとアシンメトリーなボタン装飾で、すらりとした美脚を引き立てるストッキングコーデとハイヒールパンプスが、キャラクター特有の落ち着きとクールさを完璧に引き出していました。友人のプロポーションが抜群だったこともあり、このクロリンデ コスプレの再現度は非常に高く、窓際のガラス越しに入る自然光や反射光を活かして店内の他のお客さんの映り込みを極力避けつつ、2人の衣装の質感と存在感をカメラに収めました。
しかし、今回の『原神』×ラッキンコーヒーコラボの実際の体験については、正直なところ少し物足りなさを感じました。以前の大盛況だったケンタッキー(KFC)コラボとは比べものになりません。KFCの時は店内にポスターや等身大パネルが溢れ、店員さんも合言葉やキャラクターのセリフを完璧に返してくれて、没入感は最高でした。一方、今回の地方都市でのコラボは、単にグッズ付きセットメニューが追加されただけのような印象でした。注文時も多くの店員さんがコラボ対象のキャラクターを把握していない様子で、梱包時もグッズの袋を無造作に渡されるなど、コラボならではの特別感や演出が感じられませんでした。入れ忘れや渡し間違いも耳にしていたため、こうした淡泊な雰囲気には少し拍子抜けしてしまいました。
とはいえ、『原神』のファンでありコスプレを愛する者として、この少し控えめなコラボ展開に落胆することはありませんでした。イベント自体の規模以上に貴重なのは、共通の好きなもののために友人と時間をかけて準備し、挑戦するプロセスそのものだからです。本格的な衣装を着て街を歩いたりカフェに座ったりすると周囲からの視線を集めますが、日常の枠を飛び越えるこの非日常の体験こそが、コスプレならではの唯一無二の魅力です。
今回はシグウィンとクロリンデのコラボアクリルスタンドキーホルダーと特製デザインの紙袋を手に入れることができ、足を運んだ甲斐は十分にありました。撮影ではハイスツールに腰掛けて自然に会話するカットや、グッズを手にしたソロのアップなど多彩なアングルを試みました。普通の店舗であっても、衣装の細部やストッキングコーデ、シューズといったこだわりをしっかりと見せることで、キャラクターの魅力を最大限に引き出すことができました。今後また公式コラボが開催される際には、より多くの地方都市のプレイヤーにも配慮していただけることを願っています。豪華なテーマ装飾はありませんでしたが、とても充実した時間を過ごすことができ、『原神』とコスプレを愛する自分にとって素晴らしい記録となりました。