今回のキュレネ コスプレ的位置の撮影を終えて見返してみると、イベントの後の光と影は、このどこかおぼろげで幻想的な雰囲気を持つキャラクターに本当にぴったりだと改めて感じます。メイクに関しては、あえて透明感のあるベースメイクを残し、目の周りにお馴染みの赤みを強めに入れました。ウィッグのレイヤーカットの質感と合わせることで、現実と夢幻の狭間にいるような彼女ならではの気品を再現できればと思いました。
アウターの裾や袖口には細かなディテールが多く、室内のライティングの下でもテクスチャやシルエットが綺麗に表現されています。撮影時はナチュラルな佇まいを意識し、正座(跪坐)をしたり、頬杖をついたり、本を手に持ったりと、いくつかの異なるポージングを試してみました。特に最後の1枚は、地面に花びらが散りばめられたシチュエーションが、キャラクターの持つどこかお別れの哀愁を帯びた空気感に実によく馴染んでいます。
コスプレ(ロールプレイ)の意義は、レンズを通じてこうした瞬間を留めることにあります。シャッターを切るたびに、キャラクターへの理解が具体的な形として表現されていくのを感じます。写真を整理しながら、『崩壊:スターレイル』のキュレネというキャラクターへの解釈がさらに深まった気がします。眼差しから手元に携えた小道具にいたるまで、一歩一歩感覚を掴むことができた、充実したイベント撮影になりました。