【キュレネ コスプレ】崩壊:スターレイルの世界で、麦畑とハトに出会う - 1 枚目
【キュレネ コスプレ】崩壊:スターレイルの世界で、麦畑とハトに出会う - 2 枚目

腰まで埋まる麦畑の中に古い本を手に立ち、逆光が髪のフチを金金色に染め上げる——これは今回のキュレネ撮影で私が最も気に入っている瞬間のひとつです。今回の撮影もすっかりお馴染みのカメラマンさんとコラボし、レタッチも彼がすべて一人で手掛けてくれました。この気心の知れた安心感のおかげで、現場でも表現したい雰囲気をすぐにつかむことができました。

写真の逆光はとても綺麗に見えますが、実は撮影当日は風がものすごく強く、麦畑の穂が風で倒れまくっていて、現場では集中力をかなり試されました。でも風が強いことにも良い点があって、髪や衣装の裾をなびかせて画面に命の息吹と躍動感を与えてくれました。白ハトが飛び立つ瞬間をスナップ撮影するために何度もトライし、ハトが画角から外れないように調整しつつ、振り向きざまの笑顔をキープしました。静けさを描き出しつつも、動的な画面の力強さとの両立を目指しました。

この衣装は細かいディテールが非常に多く、メイク&スタイリングの際にも特に再現にこだわった部分です。ウィッグはグラデーションがかった淡いピンク色で、ヘアスタイルに立体感を出すためにサイドに編み込みを施しました。頭の横の白い羽の飾りは、風で簡単に傾いてしまうため、しっかりと固定する必要がありました。アウターはオフショルダーのカットワークデザインで、袖部分には黒のレザー調の質感を採用し、白いリボンと金色のルーン文字のストラップがあしらわれています。これらの小道具は少しでも位置がずれると雑然として見えやすいため、撮影の合間には常に服のストラップや腰のピンクリボンを整え直していました。

プロップ(小道具)にはレトロ感のある古本を選びました。あいている手を落ち着かせることができ、全体の緊張感を和らげてくれます。実は、こうした立ち止まって振り返るポーズは、走ったり動いたりするポーズよりも体のしなやかさをコントロールするのが難しく、肩が硬くなったり背筋が張りすぎたりしやすい角度なのです。重心を少し抜いて麦畑の端によりかかり、視線を水平に保ちつつレンズの外の1点に焦点を合わせることで、柔らかく自然な瞳の表情を引き出すことができました。

光と影のライティングについては、太陽が雲の隙間から射し込んできたばかりのような、黄金色の温かいトーンを表現したいとカメラマンさんに相談しました。麦の波に当たって広がるきらきらとした金の反射光と、後処理での微妙な色調補正が合わさることで、画面全体の夢幻的な雰囲気を引き立てています。舞い散る麦の粒や白ハトと合わさることで、ロケーション全体がより完成度高く、キャラクター本来の特質に寄り添ったものになりました。

撮影の過程は風に向かって麦畑を行き来したり、時折麦の茎で足が擦れたりとそれなりに大変でしたが、完成した写真を見返すたびに、風になびく髪の角度や日差しに映える衣装の質感、本を手にした自然な立ち姿を目にして、すべての準備が報われたと感じます。撮影とは往々にしてそういうもので、時に計算されたポージングよりも、偶発的な自然の要素のほうが強い訴求力を持ちます。今回の撮影はキャラクターへの新たな挑戦であると同時に、長年組み合ってきたカメラマンとの息の合ったチームワークの賜物でもあり、終始心から没頭することができました。