上海10.3のアークナイツオンリーイベントが無事に閉幕し、ここ数日はカメラマンの皆様から届いたイベント写真の整理に追われていました。今回私が担当したのは焔影リードです。事前の準備から当日の披露に至るまで、全編を通して心満たされる充実した時間となりました。キャラクターの佇まいに少しでも近づけるよう、ヘアメイクの造形には並々ならぬ情熱を注ぎました。ウィッグの前髪のカットや全体のカールラインの微調整を重ね、頭頂部の角飾りが会場内を歩き回ってもグラつかないよう、内側の土台に十分な補強を施しました。衣装面でもブラウンのハイネックトップスや胸元に輝く金色の五芒星の質感を可能な限り追求し、白い菱形の透かし彫りデザインと生地の調和が、会場の照明を浴びて思い描いていた通りの美しい仕上がりを見せてくれました。
会場に入ると、参加者の皆様の圧倒的な熱気に胸を打たれました。ホールを歩くたびに同志たちから声をかけていただき、熱い想いを込めて「ロフシニーちゃん!」と呼んでくださる方もいて、キャラクターが認知され愛されている喜びを深く実感しました。同人誌やグッズのブースエリアにも足を運びましたが、現場はものすごい活気に満ち溢れていました。とりわけ印象的だったのは、マンドラゴラに扮したレイヤーさんがレッドドラゴンの骨を威勢よく頒布している姿を見かけたことで、作品とキャラクターへの純粋な愛が広がる光景に心がじんわりと温かくなりました。
何より感動したのは、多くのカメラマンさんから心のこもったチェキの写真をプレゼントしていただいたことです。インスタントフィルムならではの温もりはデジタルデータとは全く異なり、1枚1枚が世界に一つだけの宝物です。感光紙は光に敏感なため、会場では遮光バッグに大切にしまい、帰宅してからじっくりと机一面に広げて眺めました。会場では素晴らしいレイヤーの皆様ともたくさん出会い、語り合い、記念撮影をしながらメイクやスタイリングの工夫を共有し合いました。異なる装いや装備を纏う仲間たちと肩を並べてシャッターを切る瞬間、同じ作品への情熱で結ばれたあの空間の熱量は、画面越しの交流では決して味わえない特別なものです。
これまで何度もコスプレを重ねてきた経験から、ささやかなアドバイスをお伝えしたいと思います。大型の小道具や重厚な衣装を纏うキャラクターは、イベント会場での体力消耗が想像以上に激しくなります。今回私が携えた長柄の杖も再現度にはこだわり抜きましたが、長時間持ち続けると手首に確かな疲労が溜まりました。こうした装備で臨む際は、湿布や筋肉ケア用品を持参したり、歩行の合間にこまめに休憩スペースで腰を下ろすことをお勧めします。また会場の照明はミックス光で複雑なため、スマホでの自撮りでは光源にしっかりと顔を向けるか、チェキ撮影の際にも背景がすっきりした場所を選ぶと、格段に美しい一枚を残すことができます。
今回の上海アークナイツオンリーの現場において、深き夜の脱獄者を思わせる世界観や水面を渡る月影のような企画を通じて、同じ作品を愛する仲間たちと一堂に会することができたことこそ、イベントに参加する最大の意義だと感じています。参加するたびに新たな学びがあり、かけがえのない友人が増えていきます。しっかり身体を休めてリフレッシュした後は、次回作の撮影準備に取り掛かり、大好きなキャラクターたちの魅力をさらに美しく具現化していきたいと思います。