夜の授業が終わって雪が舞い散るのを見た瞬間、頭の中は雪景色の中に立つ遠坂凛の姿でいっぱいになり、友人を連れて階下へと駆け出しました。あの凛としたクールさと優雅な質感を表現するため、あえてオレンジのマフラーと黒髪ロングを合わせました。大雪の中で素敵な写真が撮れると信じて疑わなかったのに、つけまつげをつけ終えた途端、なんと雪が止んでしまいました。
さらに悲劇は続きました。ライティングを担当するはずのカメラマンの友人が、LEDライトの充電が完全に切れていることに気づき、急遽街灯とスマホのライトで凌ぐことに。チェキでアナログ写真を残そうとしたものの、フィルムカートリッジのパーツが雪の中に落ちてしまい、真っ暗闇の中で必死に探してようやく見つけ出しました。最も心が折れそうだったのは、凍てつく寒風の中で苦労して立てたライトスタンドが派手に倒れ、機材を直撃しかけたことです。こうしたトラブルの連続で、思い描いていた雪が舞うエモい雰囲気は跡形もなく消え去り、雪景色どころか背景のないただの夜景、あるいは街灯の光の輪だけが残る結果となりました。
最初から最後まで写真撮影の失敗続きでしたが、レイヤーたるもの手ぶらで帰るわけにはいきません。街灯のわずかな暖色系の明かりを利用し、あらかじめ仕込んでおいたカラコンのハイライトを活かして、友人に寄ってもらい強引にアップの写真を一枚撮りました。それが左側の写真です。なんとか気合いを入れて仕上げたメイクとつけまつげの努力は報われました。右側の夜景ポートレートはボツカットですが、街灯のフレアが意外にもサイバーパンク風の雰囲気を漂わせています。チェキも純粋な記念品になってしまいましたが、失敗続きながらも楽しかった特別な夜を記録できました。
寒風の中でたくましく活動するコスプレイヤーとして、今回の遠坂凛の撮影は本当に予想外の連続でした。光量不足をカバーするために目力で乗り切る形となりましたが、冬の屋外ロケは本当に過酷だと実感しました。機材の防寒保護は徹底すべきですし、特に照明のバッテリーは事前に満充電にしておき、冷えに弱いチェキフィルムの管理にも気をつける必要があります。今回は良い経験になりましたし、今後の冬のコスプレ撮影ではもう無謀な挑戦は控えます。思い通りの仕上がりにはならなかったものの、ありのままのリアルな瞬間を記録できた写真は、普段以上に温もりとストーリー性を感じさせてくれます。次回は晴れた日にリベンジしてこのキャラクターをしっかり撮り直すつもりです。今回の心残りは、清華大学の初雪がくれた特別な思い出として大切にしておきます。