今回の雲璃の撮影ショットは以前のストック(蔵出し)で、整理のついでにSNSへの記録として投稿することにしました。『崩壊:スターレイル』の雲璃というキャラクターをコスプレするにあたり、最初に惹かれたのは彼女の少し子供っぽくも優れた剣術を持つという設定でした。そのため、撮影企画から実施に至るまで、あのしなやかでチャーミング、かつリアルな空気感を極力再現しようと試みました。
スタイリングの再現に関して、この衣装はアクセサリーやディテールに非常にこだわるコスプレコーディネートとなっています。今回選んだショートヘアのスタイリングは、実はロングストレートよりもウィッグのカット技術が試されます。キャラクターの生え際のラインに合わせるため、ウィッグが届いてから頭頂部のレイヤーをあえてフワッと立体的にカットし、頭頂部(頭の形)のビジュアル効果を最適化しました。ヘッドドレスには青緑のアクセントが施された金属感あるかんむりを採用。衣装面では白と緑の対比が鮮やかな切り替えデザインに、黒茶色のレザーアームカバーと縁取りのディテールが加わり、全体的に非常に立体的なレイヤー感が生まれています。撮影中、利の衣装コーディネートのおかげで、仕草の一つひとつがまるで愛らしい雲璃にゃんこのようにキャラクターの性格と見事に噛み合いました。
屋外撮影のロケーションには、夜間に人通りの少ない古鎮の路地を選びました。この作品には生活感あふれる中華風のロケーションがどうしても必要だと感じたからです。伝統的な石造りの手すり、レトロなレンガ壁の建築、そして吊り下げられた赤い提灯が、冷色系の衣装と見事な視覚的コントラストを生み出してくれます。カメラマンの撮影アプローチも利の環境光源を活用するもので、大口径レンズ(85mmのポートレート単焦点レンズを選択)の高い高感度表現力を活かし、背景のレンガ壁、提灯、そして遠くの店舗の看板を柔らかいカラフルな光の玉(玉ボケ)へと変化させてくれました。大口径レンズがもたらす浅い被写界域効果は雑多な背景を綺麗に切り離し、画面の視線焦点を人物の表情と前景のプロップ(小道具)へ完全に固定してくれます。
手にしたこの瓊実鳥の串焼き(サンザシ飴風プロップ)こそが、この写真集の魂の小道具です。雲璃自身がこれを食べるのが大好きなので、シーンのインタラクションとして石橋に伏せ、片手で串を掲げてカメラを見つめるポーズを特別にデザインしました。このプロップは非常に鮮やかな色彩をしており、暖色系の古鎮の夜景の背景の中でとても目を引き、環境の暗さで画面が沈んでしまうのを防いでくれました。古鎮の夜景での撮影は昼間よりも格段に難しく、特に現場の照明が不均一なためレフ板で顔の補光をする必要がありましたが、幸いにも仕上がりの肌の質感が透明感あふれるものになりました。現場には蚊が多く、夜の石橋の傍らで通りすがりの人が足を止めることもありましたが、皆さんとても紳士的で、撮影全体がスムーズに進行しました。
後処理(レタッチ)やレイアウトに関して、過度に誇張された重厚なフィルターは使用しませんでした。撮影段階で既に素晴らしい暖色の環境光を捉えていたため、後処理の方向性としてはレトロ風の暖色系トーンで統一する形にしました。色彩面では肌色と背景のレンガ壁、赤い提灯との自然なグラデーションに気を配り、同時に衣装本来の青緑感が環境色に飲み込まれないよう配慮しました。このような大スケールのカットではコラージュや大きなウォーターマーク(文字入れ)を避け、1枚の画像としての完全なストーリー感を保つのがベストです。
私にとって、大好きなキャラクターを現実の生活シーンへ引き入れること自体が非常に大きな達成感を与えてくれます。コスプレ(雲璃 コスプレ)のたびに衣装・メイク・小道具を準備し、ポージングや表情管理をブラッシュアップしていくプロセスは、すべてキャラクターへの理解を深める旅です。ストック写真を整理しながら利のショットを目にし、当時の努力と情熱はすべて報われたと実感しています。