【申鶴 コスプレ】海灯祭の月明かりに映える姿、銀髪と紙傘が織りなす中国風写真の幻境 - 1 枚目
【申鶴 コスプレ】海灯祭の月明かりに映える姿、銀髪と紙傘が織りなす中国風写真の幻境 - 2 枚目
【申鶴 コスプレ】海灯祭の月明かりに映える姿、銀髪と紙傘が織りなす中国風写真の幻境 - 3 枚目

年前の海灯祭の期間中に撮影したこのコスプレ撮影の写真が、ようやく整理できて公開となりました。以前にも似たようなスタイリングを試したことがありましたが、今回はカメラマンさんの提案もあり、セットの配置やライティングのプランでたくさんの新しい挑戦をしました。今、写真を見返しても、やはり素晴らしい質感(クオリティ)を感じます。

セット(布景)に関しては、巨大に光る月を主役に据えた中国風のテーマスタジオを特別に組みました。背景にある寒色系の大きな月がメインの逆光光源となり、人物のシルエットラインを見事に描き出し、画面にどこか涼やかで超然とした仙気(オーラ)を自然に漂わせてくれます。前景にランダムに配置されたピンクと白の桃花の枝、床に敷き詰められた白い絨毯、 ancestral そしてサイドに添えられた暖色系に灯る石灯籠が相まって、寒色と暖色のコントラストが、キャラクターが生まれ持つあの独特なディスタンス感(疏离感)と、お祭りならではの賑やかな生活感(煙火气)を絶妙にバランスさせてくれました。画軸やレトロな木製デスクが加わることで、平面全体の奥行き(縦深)が一気に広がりました。

今回は衣装・メイク・小道具(服化道)もさらにアップグレードしました。衣装にあしらわれた金糸の刺繍紋様や垂れ下がる流蘇(タッセル)が非常に精巧で、ディープブルーとブラックの切り替え裁断に白いインナーの組み合わせは、着用した際の実感(立体感)がとても試されます。この銀灰色のショートウィッグは、実はレイヤーのカットがかなり緻密に計算されており、頭に飾った点翠(てんすい・伝統技法)の髪飾りと連動することで、ヘアスタイルが重苦しく見えるのを防ぎつつ、コーディネートとも美しく響き合っています。衣装がよれてしまわないよう、ポーズを切り替えるたびに袖口や裾をそっと引っ張って整える必要がありました。

ポージングと小道具の掛け合いについて言えば、これが今回の撮影で一番面白かったポイントです。白い紙傘を手にしたポーズは一見シンプルに見えますが、傘を開く角度や握る手の添え方は何度も微調整を重ねることで、ようやく画面に儀式感(特別感)を持たせつつ、硬さを排除することができました。特に写真2にある舞い踊るブルーのリボン(綢緞)ですが、実は生地がかなり厚く、空中で不自然にまっすぐな塊にならずに、自然なアールを描かせるために、10回以上も投げてはスナップする(抓拍)という作業を繰り返しました。サイド逆光で捉えることで、写真のような美しい流動感をようやく表現できました。小道具の運用は、身体の力の入れどころ(発力点)ときちんと連動させなければ、型通りのいかにもなポーズ感を払拭することはできません。

投稿(分享帖)で触れた「あなたこそが私を本当に繋ぎ止められる紅い紐(红绳)だ」というセリフについてですが、撮影の際は確かにあの内省的で確固たる気品に近づけるよう意識していました。キャラクターのエモーショナルな表現は、決して大げさに外に放たれるものではなく、眼差しの落ち着きやポーズの自制(克制)を通じて伝わっていきます。あえてカメラを意識して無理に笑顔を作る必要はなく、あのディスタンス感を湛えた集中した状態(疏离且专注)をキープすることこそが、設定にある彼女の執念を見事に解釈して描き出してくれます。

撮影のプロセスは実はかなり体力を消耗しました。何と言っても季節外れ(反季節)のスタジオ撮影だったため、衣装の保温性や、長時間にわたって高強度なポーズを維持することは精神的にも肉体的にも大きな試練でした。しかし、完成した写真を目にしたその瞬間、ライティングやアングルを何度も何度も微調整した苦労がすべて報われたと感じました。今回の機会を借りて、これまで挑戦したことのなかった構図のアングルも完璧に補完することができました。最後に、トータルで現場をコントロールしてくださったカメラマンさんに心から感謝します。光と影のキャッチが非常に秀逸であっただけでなく、コミュニケーションの空気感もとてもリラックスしており、最終的にこの仙侠(せんきょう)や中国風写真ならではの唯一無二の世界観(意境)を表現することができました。