今回お披露目したのは重音テトの小悪魔衣装です。ハロウィンのテーマに合わせて、セットや小道具にも色々と趣向を凝らしました。赤い螺旋カールに黒のレースやフリルを合わせ、首元には十字架のチョーカー、腰元にはミニ南瓜のチャームをプラス。全体的に赤と黒のコントラストが効いた配色で、お祭りムードにぴったりです。少しお茶目な雰囲気を出すために、スカートの裾はボリュームのあるレイヤードデザインになっており、前後にあしらったリボンが、歩くときや床に跪くときに美しい躍動感のあるラインを描いてくれます。撮影場所には、レトロな赤のベロアソファとヨーロピアンな背景が印象的なスタジオを選びました。クリスタルシャンデリアや木樽、ジャック・オー・ランタンといった小道具が、ダークファンタジーのような独特の質感を醸し出しています。
この衣装は実は細部にもたくさんのこだわりが隠されていて、背中のカッティングや袖口のフリルなどが、振り返ったときや手を挙げたときに綺麗な立体感を見せてくれます。メイクはアイシャドウのレッドブラウンのグラデーションを強めにし、赤のカラコンを合わせることで、キャラクターならではのちょっぴり小悪魔属性な気質を再現しようと試みました。今回は厚底のマーチンブーツを履いていたのですが、撮影時は足のラインの見せ方がなかなか難しかったです。特に写真にあるような足を上げたり跪いたりするポーズでは、全体の視覚的な重心をより安定させるために、靴底の角度を細かく調整する必要がありました。また、あの大きなジャック・オー・ランタンを前ボケとして配置したり手で持ったりすることで、画面の色彩を豊かにするだけでなく、レンズの端を適度に遮って奥行きを演出することができました。
今回の作品はスタイリングからライティングにいたるまで全体的に暖色系に寄せており、ハロウィンの夜特有の、どこか神秘的でありながらもポップでチャーミングな空気感を表現したかったのです。重音テトというキャラクターのスタイル自体、こういったゴシックやロックの要素が少し入った衣装と非常に相性が良いため、アクセサリーにはレザーのチョーカーやメタルチェーンを取り入れ、ドレス本来の甘さを程よく中和させました。撮影中は、ソファに寝そべったり、片膝を突いたり、南瓜灯を手にしてカメラに手を伸ばすような仕草をしたりと、様々なアクションに挑戦しました。どのアクションも、背景の奥行きに合わせて身体の重心を微調整しながら進めました。仕上がった写真を見ると、スタッフの皆さんがあの世界観を再現するためにとても努力してくれたことが伝わり、全体の完成度が非常に高い作品になりました。現場の素晴らしい小道具のセッティングにも心から感謝します。おかげで小悪魔のキャラクターイメージがより立体的に引き立ち、大満足のハロウィンコスとしてのコスプレ撮影となりました。