ゼロツーのこの白赤バイカラーのワンピース水着を着てプールに浸かっていると、まさに夏の雰囲気が全開になります。ウィッグはあえて質感の柔らかいピンクのモデルを選んだため、水に濡れてもペタッと頭皮に張り付くことなく、比較的きれいなふんわり感をキープできました。頭の赤い角の飾りには防水用の固定グルーを使用したので、水しぶきを飛ばすカットでもしっかりと安定していました。今回のロケーションには屋内の標準プールを選びました。ガラス窓から差し込む光が水面に反射・折れして、レタッチ(後期編集)での表現の幅が広がる素晴らしい条件が整っていました。
手にスパークラー(手持ち花火)を持っている数枚のカットでは、火花の光の粒がちょうど頬に映り込み、どこか躍動的なニュアンスを添えてくれています。撮影中は正直水が結構冷たかったのですが、キャラクターらしいサバサバとしつつもお茶目な佇まいを表現するためなら、30分以上水に浸かっていた甲斐もあったというものです。メイクに関してはアイメイクを重視しました。ゼロツーの目元は、目尻がほんのり跳ね上がり、赤いシャドウが差しているのが特徴です。リキッドアイライナーでラインを長めに引き、薄グリーンのカラコンを合わせて彼女の瞳の色を再現しました。逆光の中でも、彼女らしい鋭い眼差しがしっかりと引き立っています。
水着の裁断は体のラインに綺麗にフィットし、赤白のバイカラーデザインもシンプルでクリーン、キャラクターのイメージカラーに完璧にマッチしています。ポージングでは、浮き輪に寄りかかったり、体半分を水に沈めたり、カメラを振り返ったりと、さまざまなアングルを試しました。プールサイドならではの、気だるさと活気が同居した空気感をこの写真セットから届けられるよう意識しました。水着写真のスタイルではありますが、スタイリング全体の細部(ディテール)は原作を忠実に再現できるよう全力を尽くしました。夏の特別企画としての挑戦ですが、この二次元コスプレの作品を通じて、多くの皆さんに『ダーリン・イン・ザ・フランキス』のヒロインが持つ少女の魅力を感じていただければ嬉しいです。