今回のFate/Grand Order・サンタオルタの撮影企画がついに実現しました。スタジオのセット設営にはかなり手間がかかり、特に床に敷き詰めた綿の山は、雲の中に舞い散る雪のような質感を出すため、足元の暖色ライトをしっかり隠す必要がありました。ダークトーンの背景とクリスマスツリーの明かりが合わさり、冷たさの中に温もりを感じる絶妙な色合いに仕上がりました。衣装はダークブルーのワンピースに赤のマントとファーの縁取りを合わせ、胸元にはグリーンのクリスマスリボンを結んでアクセントカラーにしました。特注の黒い大剣はずっしりと重く、掲げながらポーズをとるのは肩の筋力が試され、自然に見えるよう持ち手の角度を何度も微調整しました。足元の黒いニーハイブーツは脱ぎ履きが大変でしたが、赤いステッチとボタンの装飾が美脚効果抜群で、黒ストッキングと合わせることで暗がりの中でも素晴らしい質感を放ちました。コスプレ撮影中は綿の床で足元が沈んで重心が取りづらく、暖色ライトに照らされた厚手の衣装がかなり蒸し暑くて過酷でした。2枚目の正面フルショットは最も時間をかけて撮影し、脚のラインや黒いブーツの赤い模様を美しく見せるため、カメラマンは床に寝そべって7〜8回も露出を調整し、足元のライトが見切れないよう細心の注意を払ってくれました。小道具チームはツリーのイルミネーションの光量を落とし、視線が人物に集中するように調整しました。背景の特大スノードームや白クマのぬいぐるみも位置をしっかり見極めて配置しています。また、黒ストッキングの素材は光を反射しやすいため、テカリが出ず自然に見えるようライティングの角度を入念に検証しました。様々な光源の下で魅せる赤い衣装と黒ストッキングの質感は、サンタオルタのようなクールビューティーなキャラクターにクリスマスというテーマがもたらすギャップの美しさを際立たせてくれます。白いファーの縁取りに綿が付きやすいため、終始気を配りながらの撮影でした。衣装、照明、小道具と息を合わせる作業は忍耐が必要でしたが、レタッチではスカートのドレープや肌のシャドウのグラデーションを整え、原写真の持つ温かい黄色の光の空気感を残しました。このキャラクターを演じるのは本当にやりがいがあり、冬の澄んだ空気の中で特別な瞬間を記録できてよかったです。