秋休みに帰国し、本格的な秋を迎えた東北地方で最後の夏のラストスパートを敢行しました。今回撮影したのはFate/Grand Orderのエレシュキガル コスプレです。出発前は秋晴れの陽射しならそこまで寒くないだろうと淡い期待を抱いていましたが、海辺に着いてみると確かに天気は良く、頭上には太陽が照りつけ、海辺の光量も十分で、この爽やかな青と白の水着の撮影にはうってつけでした。しかし、すっかり秋めいた東北の海風は容赦なく吹きつけ、体感温度は予報よりも数度低く感じられました。キャラクターの衣装を再現するため薄着だったこともあり、海風を受けた瞬間に全身が凍りつきそうになりました。
撮影前には約30分かけて日焼け止めを念入りに塗り込みました。海辺の紫外線反射が強いことを考慮し、こまめに塗り直すためにスプレーボトルまで持参しました。日差しは強烈でしたが、風は実に肌を刺すようでした。何より一番辛かったのは風ではなく、波が打ち寄せて海水が足首を叩いた瞬間です。まさに芯まで冷え切る冷たさで、1枚撮り終えるたびに震えながら急いでコートを羽織って体力を回復させていました。
今回の衣装準備では、この青と白の水着の切り替えワンピースを選びました。フリルのデザインに胸元のリボン、そして麦わら帽子の赤いリボンが組み合わさり、視覚的なインパクトが強く、砂浜に立つと肌の白さがとても際立ちます。ただ、あまりの寒さに肌が青白くなったり紫色になったりしやすかったため、撮影中は呼吸を整えて血色感を保ち、震えの気配を微塵も見せないよう細心の注意を払いました。
靴を履いたまま水に入るのは不便だったため、思い切って砂浜を素足で歩きました。風が強烈で、ウィッグや麦わら帽子のリボンが絶えず揺れ、風が吹くたびに体もよろめいてしまい、メイクを綺麗に維持するのも一苦労でした。撮影中は常に全身に力を込めて重心を調整し、画面がより美しく見えるポーズを取り続けましたが、これこそが寒い日の水着撮影ならではの過酷さです。
このような厳しい天候下では表情が強張ったり震えたりしてしまうのではないかと心配していましたが、カメラマンがレフ板を的確に当ててくれ、シャッターのタイミングも抜群でした。水に入る回数を減らすために構図やアングルを工夫し、岸辺の岩場を活かしつつレタッチで白い雲のエフェクトを加えて不自然な影を綺麗に修正しました。完成した写真を見ると、撮影中は寒さに震えっぱなしだったものの、明るく降り注ぐ陽光の質感が美しく表現され、海と空の青が青と白の水着と見事に調和しており、この冷たい風の中での秋の撮影スプリントは本当に挑戦した価値がありました。