『ペルソナ5』奥村春 コスプレの撮影を行ったのは、西安アニメコンベンション(西安CQ4)でのことでした。この衣装を用意するにあたり、ウィッグから小道具に至るまで原作再現を徹底すべく入念な事前準備を行いました。ピンクの大きなウェーブウィッグはセットにかなり手間がかかり、カールの弾力と毛流れ感をキープするためにヘアスプレーで入念に固定しました。黒いシルクハットにあしらわれた羽根が風になびく様子もとても綺麗でした。衣装面では、白いブラウスに黒いベスト、さらにピンクのかぼちゃパンツとベルトの弾薬ホルダーを合わせ、全体的にとても豊かなレイヤー感を演出しました。撮影時は光のハレーション(光輪)があふれる屋外ロケ地をあえて選び、現像時のガラスの破片エフェクトに合わせるため、カメラマンさんは何度もアングルを微調整してくれました。
ポージングの表現では様々な姿勢を試みました。特に黒ストッキングと厚底レザーシューズを履き、紫の手袋を合わせたストッキング コスプレの足元は、カメラの前で脚の美しいラインを驚くほど引き立ててくれました。キャラクターの持つ気品を表現するため、優雅さの中にどこか危険な香りを漂わせる眼差しを意識し、レンズを見据える際にも程よい緊張感を込めました。今回の撮影で最も苦労したのは天候と混雑でした。イベント期間中は人通りが多く、人混みを避けて適切な背景アングルを見つけ出すのにはかなりの忍耐が必要でした。現像レタッチでは幻想的な世界観を強化するため、紫色のガラス片や舞い散る羽根のエフェクトを追加しました。小道具の巨大アックス(ハンマー)はそれなりの重量があるため、掲げてポーズをとる際は重心の維持が極めて重要で、手首にしっかり力を込めて画面が固く見えないようにコントロールしました。
西安アニメコンベンションCQ4の熱気は凄まじく、このエネルギッシュな空間で納得のいく写真を残せたことをとても嬉しく思っています。マスク(仮面)をつけている時と外した時とで印象がガラリと変わるため、あえて何組か比較カットを撮影しました。ヒールと黒ストッキングの組み合わせは全体のスタイルをより美しく見せてくれ、完成した写真の美しいハイライトの質感を見ると、当日の苦労もすべて報われたと感じます。細部に関しても、ベストのボタン、シャツのリボンタイ、手袋のフィット感がカメラの前で素晴らしいアクセントになってくれました。この怪盗服のデザインそのものが優雅さと洗練された機能美の融合であり、コスプレの題材として、キャラクター本来の魅力を捉えつつ、ポージングや構図を通じて特有のミステリアスな空気感を表現することが求められます。今回の西安アニメコンベンションCQ4での撮影は素晴らしい思い出となり、光の輪とクローズアップによって作品全体の雰囲気が完璧に形作られました。当時の撮影の気迫とレタッチの仕立てが、心の中の奥村春のイメージを見事に再現できていれば幸いです。