ゲーミングルームで今回のセーラー服の写真を撮影したのは、普段ゲームをしているリアルな日常の姿をそのまま残したかったからです。今回はあえて複雑なセットを組まず、普段使っているパソコンデスクやRGBライティングが光るPCケース、グレーのゲーミングチェアをそのまま背景として活用しました。部屋の寒色系のトーンに合わせ、白地に濃紺のセーラー襟という王道のセーラー服コスプレをセレクト。胸元には大きめのピンクのリボンを結び、ボトムスには濃紺のプリーツスカートと純白の白ストッキングを合わせました。
トップスの丈がやや短めなシルエットになっているため、腕を少し高く上げたり前傾姿勢になったりすると、すぐにお腹が覗いてしまいます。そのため撮影中は活発さを演出しつつも、服がずり上がってプロポーションが不自然に見えないよう、動作の大きさを意識的にコントロールしました。また、ゲーミングルームの照明の下において、白ストッキングは諸刃の剣でもあります。きめ細やかな質感を持つ反面、わずかな光でもテカリやすく、特に太ももや膝周りが反射してしまいます。この問題を解決するため、部屋の主照明(シーリングライト)を落とし、モニターの明かりやファンLEDのカラーライトを暗部の環境光として活かしつつ、斜め前方に低出力のソフトボックスを1灯配置しました。サイドから柔らかい光を当てることで、衣装と肌の繊細なグラデーションを残し、白ストッキングが白飛びしてべた塗りになるのを防ぎました。プリーツスカートの広がり方にもこだわり、座った際に自然に広がるヒダの流れを整え、両サイドへ少し広げて敷くことで、脚を視覚的によりスラリと長く見せ、キャンパス風の写真としてのメリハリを高めました。
小道具に関しては、ゲーミングチェアのほかに黒いゲームコントローラーを用意しました。コントローラーを手にしてのポージングは意外と難しく、色々な持ち方を試行錯誤しました。例えば身体を横に向けて振り返りながらレンズを見つめたり、カメラ側に向かって脚を伸ばし、広角レンズのパース効果を利用して脚の長さを強調したりしました。椅子に座って舌をぺろっと出すカットでは、画面を見つめながら片手でコントローラーを持たなければならず、バランスを保つのが一苦労でした。敬礼やピースサインのポーズも手首に力を入れる必要があり、コントローラー自体に適度な重みがあるため、片手で浮かせたままキープしていると徐々に腕が疲れてきます。そこで途中からはコントローラーを太ももの上に置いたり両手で軽く添えるように握ったりしたところ、より自然でリアルなプレイ中のJK制服スタイルに落ち着きました。手元の所作についても手首を少し内側に引くことで、手を華奢に見せつつ衣装との調和を図りました。
ヘアスタイルはシンプルな黒髪ショートに、白いヘアピンを2つ留めてアクセントにしました。前髪やサイドの髪に立体感を出すため、撮影時はわずかにうつむき加減になり、顔の陰影を綺麗に引き出しました。背景に並ぶぬいぐるみやフィギュアも普段集めている私物で、背景ボケとして溶け込ませることで、生活感や居心地の良いおうち空間の雰囲気をプラスしました。PCモニターに映し出されたゲーム画面も光源と背景の役割を兼ね備え、写真全体が寂しくならないよう彩ってくれています。ゲーミングチェアは背もたれが高くヘッドレストも付いているため、座る際に肩を完全に預けてしまわず、背筋をすっと伸ばすことで、eスポーツ少女ならではの生き生きとした気迫を表現しました。
ゲーム画面の展開に気を配りながら表情を管理しなければならず、撮影全体を通してかなり体力を使いました。ゲームをプレイしながらの撮影は集中力が分散しやすく、コントローラーは撮影用プロップではあるものの、手ぶらよりも手に持っている方が格段に自然なポーズが作れました。途中で試した敬礼やピースといった定番の仕草も、気取らない明るく元気な日常感を伝えるのに一役買ってくれました。過度なエフェクトや複雑なレタッチは施さず、寒色系をベースに鮮やかなRGBの光がアクセントとなったゲーミングルームの空気感をシンプルに再現しました。活力に満ちた等身大のオタク女子の瞬間を記録でき、とても満足のいくセーラー服コスプレ作品となりました。