この『崩壊 3rd』終焉の律者の写真は準備と撮影に1ヶ月近くを費やし、8周年という節目を迎えてようやく素材をまとめることができました。衣装のディテールは極めて精巧で、胸元のフリルやスカートの青紫のカラーリングから、脚元の網ストッキングやストラップに至るまで、衣装を崩さないよう着脱には2人の手助けが必要でした。銀色の王冠は軽量化が素晴らしく撮影中も首への負担が少なかったものの、バックの長い髪と大きく広がるスカートの組み合わせは移動時に細心の注意が必要でした。
今回の撮影は夜間の屋外ロケと日中のスタジオ撮影という2部構成の二次元撮影となりました。1枚目と水辺の夜景は大口径F値でスナップ撮影し、背景の青と黄色の玉ボケと手持ち花火の火花が重なり合い、ロマンチックな雰囲気を醸し出しました。水辺は風が強く、花火を点火する際に何度も火の粉が飛び散りましたが、美しく広がる火花を捉えるため十数テイク以上試行錯誤を重ねました。2枚目は白ホリの前でハイキーライティングを用いて撮影しました。このポーズは体幹の強さがかなり試され、座った状態で脚の自然な伸びやかさを表現しつつ上体をわずかに後傾させることで、白い網ストッキングが光を浴びて繊細な織り目の質感を際立たせました。
4枚目は今回の中で最もお気に入りのカットです。銃口をカメラに向けたローアングルのパース効果が脚のラインをすらりと長く見せ、オフショルダーのデザインとも調和しています。レタッチでは銃尾の赤い発光ポイントと瞳のハイライトのラインを揃えることで、視線誘導のフォーカスを一層研ぎ澄ませました。胸元やウエストの美しい曲線を表現するため、主に斜め前からのフロントサイド光を当て、衣装の構築的な素材感が陰影の中でより立体的に映えるように工夫しました。3枚目は逆光の夜景カットで、頭上の強い光がクリアなフレアを生み出し、カメラの高感度性能を活かしつつ顔の補助光をごく微弱に抑えることで、清冷でどこか危険な香りを漂わせる世界観を演出しました。
5枚目には花火のエフェクトを加えました。実際には風のない日中に手持ち花火を持って撮影し、レタッチで立ち昇る火花の軌跡を合成したものです。白いドレスは暗い背景の中で白飛びしやすいため、写真編集の段階で環境の明るさをあえて抑え、被写体のハイライトのみを綺麗に残しました。
『崩壊 3rd』を始めて7年、メインストーリーがここに到達し、感慨深い気持ちで胸がいっぱいです。今回終焉の律者を演じたキアナコスプレは、自身の艦長としての歩みに一つの節目を刻み、この7年間の思い出を形ある記念として残したかったからです。大学を卒業したばかりの頃から社会人として数年経った現在まで、戦乙女たちの成長を見届けてきました。白を基調に青紫の差し色が入ったこの装備は、写真編集でも過度な美肌加工を避け、ありのままの自然な肌の質感を大切に残しました。冬の夜間撮影は凍えるほど寒く手がかじかみましたが、完成写真を見るとすべての苦労が報われたと感じます。8周年の節目にこの願いを叶えられたことがとても嬉しく、長年運営を続けてくれた公式にも心から感謝しています。いつかまたオフラインイベントに参加して、艦長の仲間たちと直接語り合える日を楽しみにしています。