このブルー調のチェシャー未採用案のコスプレ写真、ようやくレタッチが終わりました!元の投稿で「全画面表示がおすすめ」とあったので、構図を選ぶ段階から横位置・縦位置ともに全画面での見栄えをかなり意識しました。本日写真が完成したので、撮影時の感想を皆さんとシェアしたいと思います。
まずは衣装とスタイリングについて。今回再現したのは『アズールレーン』チェシャーの未採用設定(没デザイン)で、一番目を引くのはやはりこの巨大なフリルサンハットと、ブルーとホワイトのグラデーションが美しいクリスタルチュールドレスです。ドレス自体はとてもレイヤーが多く、外側は軽やかで透明感のあるホワイトチュール、内側の裏地は深みのあるグレーブルーになっています。精巧なレースの縁取りやレースアップのデザインに加え、上半身のオフショルダーのカットと首元のパールネックレスが、色味の単調さを絶妙に補い、高級感と华やかさをプラスしてくれています。メイクはあえてマットな質感に仕上げ、このグレーブルーのぱっつん前髪のショートヘアに合わせました。本来の設定よりも少し幻想的でクールな雰囲気を表現したかったので、背景のヨーロピアンなアーチ窓や寒色系のお花とも相性抜群です。
今回の撮影では、いくつかのポーズに挑戦しました。個人的にお気に入りで、カバー写真にも選んだのは、白い装飾台の横に座って足を少し斜めに組んだ構図です。あの角度なら、大きな帽子で顔の輪郭が隠れてしまうのを防ぎつつ、華奢なレースアップヒールと自然に伸びる脚のラインを綺麗に見せることができます。ただ、大きなスカートのふんわり感や胸元のレースのディテールを活かしつつ、全身の優雅な立ち振る舞いをキープし、さらにヒールサンダルを履きこなすのは、想像以上に体力を消耗しました。ドレス自体は軽そうに見えますが、何層にも重なったチュールと内側のパニエなどの構造を合わせると、重さは数キロにもなります。帽子を被った状態で画面内での頭の位置を固定しなければならず、セッティングから終了まで4時間以上立ちっぱなしだったため、膝と足首への負担が凄かったです。でも、ライティングの効果を見たときは本当に報われた気持ちになりました。半透明のチュール生地から光と影が綺麗に差し込み、寒色系の微細なラメとブルー&ホワイトの色調が絶妙にマッチしていたからです。
この未採用設定の再現において最も素晴らしいのは、ゲーム内の正式衣装のような華やかなデザインと比べて、どこか控えめで柔らかな「童話感」がある点です。このメルヘンな世界観をしっかりと表現するために、スタジオのセットにもかなりこだわりました。背景にあるブルーとホワイトのアジサイやデルフィニウム、星屑が散りばめられたようなアンティーク調のキャンドルスタンド、そして金属製の鳥かごは、すべてドレスの色合いに合わせて特別に選んだものです。撮影の際も、カメラマンさんにあえて逆光や半逆光を多用してもらい、大きな白いフリル帽子が天然のソフトボックスの役割を果たすようにしました。おかげで顔に当たる光がとても柔らかくなっています。また、ローアングルから撮影した全画面表示の写真もいくつか気に入っています。画面の重心が下半身とチュールドレスの広がりに置かれ、ヒールサンダルとの組み合わせが本当に映えます。
未採用設定に関する議論については、私もよく目にしています。「没デザインは色がクールすぎて、本来の設定ほど活発さがない」と感じるコスプレイヤーやファンの方もいるようです。しかし、そうした定番から外れたデザインの試みだからこそ、今回の特別な雰囲気が生まれたのだと思います。せっかく撮影するなら、この「清涼感のある幻想的なトーン」を徹底的に表現したいと考え、レタッチの際にあえて彩度を高くせず、霧がかったような冷たいブルートーンと、背景の灯りが映し出す霞んだような空気感を残しました。
写真を整理しているとき、大きな帽子のつばとふんわりとしたスカートの裾が画面いっぱいに広がっているのを見て、本当に「青い優しさに包まれている」ような感覚になりました。撮影中はドレスの裾を踏んで破らないよう常に気を遣わなければならず、かなり大変でしたが、最終的にこのような全画面のレイアウトで美しく表現された仕上がりを見て、これまでの苦労がすべて報われたと感じました。このスタイリングならではの独特な魅力のおかげで、シャッターを切る一瞬一瞬に深い意味を感じられましたし、この未採用キャラクターへの理解と愛着がより一層深まりました。