8日間ぶっ続けで5着分の撮影を行い、今はエネルギーが完全に底をついてベッドから起き上がれない状態です。今回の怒涛の撮影マラソンでは、Fateシリーズ、FGO、Fate/stay night、Ave Mujica、そしてアークナイツの作品を網羅しました。作品ごとの世界観の振り幅が非常に大きく、メイクや衣装、ウィッグのスタイリングも全く異なるものでした。毎朝5時や6時に起きて準備を始め、メイクを終えて現場へ向かい、日中は衣装や小道具の調整に追われ、夜は翌日の撮影に備えてその日の写真データを整理するというハードな毎日でした。
今回の5着はどれも極めて作り込まれた衣装ばかりでした。繊細なレースをあしらったロリータ風のパニエスカートから、裾がずっしりと重いゴシックドレス、大型の武器小道具を構えるスタイルまで様々です。シルエットを綺麗に見せるため、足元はサイハイソックスやガーターストッキング、厚底ヒールを合わせました。ストッキングは不自然なシワや足の食い込みがないよう細心の注意を払って履くため時間がかかり、長時間の立ちポーズでは厚底ヒールで足裏やかかとが悲鳴を上げました。ボリュームのあるスカートでは、裾を踏まないようパニエの広がり角度を何度も直す必要がありました。
屋外ロケでは冷たい木枯らしに吹かれながら凍える身体で凛とした姿勢をキープし、屋内スタジオでは蒸し暑さの中で汗を流しながら涼しい表情を作り続けました。何重にも重なったスカートの広がりをファインダー越しに微調整するのはまさに職人技のような作業でした。さらに、どの衣装もイヤリングやネックレス、ブレスレットなどの装飾品が多く、重みで首や耳が痛くなる場面もありました。
こうした撮影を重ねる中で最も神経を使うのは、着脱の手間と衣装のメンテナンスです。連続撮影ではスケジュール管理とレンズに対する集中力の維持が不可欠です。ライティングによってストッキングの光沢感が写真の質感に直結するため、現場の光に合わせて脚のラインが自然に見えるようポーズを微調整しました。パーツが多い衣装は移動時に小物を紛失しやすく、バッグの中を探し回るのも日常茶飯事でした。
一番大変だったのはウィッグのメンテナンスと毎日のクレンジングです。ウィッグは専用スプレーを使って1本1本丁寧にブラッシングして絡まりを防ぎ、8日間で手肌もメイク用品やウィッグの摩擦で乾燥してしまいました。体力は完全に使い果たしましたが、短期間でこれほど多彩なスタイルを表現できたことは大きな達成感につながっています。今は数日間ゆっくり身体を休め、気力が回復したら山積みのRAWデータ現像に向き合いたいと思います。5着分の撮影がもたらしてくれた幸福感と疲労感はどちらも最高潮で、今回は本当に全力を出し切りました。