今回の将軍ヒショウのコスプレ撮影で、最も強く印象に残っているのは、決して衣装の美しさではなく、手にしたこの驚くほど重い長兵器(長柄武器)です。投稿にある「武器が本当に重くて多い」という言葉は、決して大げさではありません。小道具を初めて手にした時、片手で持ち上げるだけでも一苦労で、カメラの前で流れるような戦闘ポーズを決めるなんて到底無理だと思えました。将軍ならではの自由闊達で覇気のある佇まいを表現するため、撮影中は数十キロもある小道具と何度も格闘せざるを得ませんでしたが、幸いにも最終的な仕上がりはその苦労に十分見合うものになりました。
今回選んだロケーションは伝統的な中式庭園(中国風庭園)です。紅い柱に緑の瓦、青煉瓦が敷き詰められた床面は、キャラクターが纏うブルー・ホワイト・ゴールドが交錯する戦裙と見事に調和しています。衣装のディテールは本当に凝っており、もこもことした大きな白い獣耳に銀白のロングヘアを合わせ、毛先には青藍色のグラデーション処理を施すことで、駆け回る際にも非常に瑞々しい視覚効果を生み出しています。衣装の地紋やゴールドのプリントは自然光の下で素晴らしい質感を放ち、全体のバックレス(背中開き)のデザインと相まって、伝統的な要素を残しつつも戦闘服としてのスマートな引き締まり感(干練)を醸し出しています。撮影の際には、あえて曇天の漫反射の光を選びました。このような柔らかな光はハイライトを綺麗にコントロールできるため、衣装のスパンコールや金属アクセサリーが白飛びするのを防ぎ、映画のような重厚な画面を表現できるからです。まさにこれぞ獣耳狐娘の魅力です。
あの長戟(ちょうげき)に加えて、片手で佩刀(はいとう)を携えたスタイリングも撮影しました。2つの武器はスタイルこそ異なりますが、どちらも極めてデザイン性が高く、ブルー&ゴールド配色の刃が非常に精巧に作られています。小道具の質感こそがコスプレの命(魂)であり、一度安っぽく見えてしまうと写真全体の空気感が大きく损なわれてしまいます。そのため、私たちは事前の準備段階で、小道具の塗装の剥げ具合を調整したりエッジを研磨したりするのに長い時間を費やしました。レンズを通して単に美しく見えるだけでなく、幾多の戦場を潜り抜けてきたような重厚感を醸し出せるようにしたかったのです。これこそロケーション撮影の醍醐味です。
キャラクター本来の魅力に話を戻すと、「無慮(憂いなし)、無悔(悔いなし)、無敵」という3つの言葉が彼女の人格の核(コア)にあります。レンズの前では、私はできる限りその従容として自信に満ちたステータスを掴み取ろうと努めました。過剰な表情を作る必要はなく、ただ一つの見返り(回眸)、一度のサイドターン、あるいは片手で長戟を握って真っ直ぐ地面を指し示すポーズだけで、演武場を縦横無尽に駆けるオーラを表現できます。このような重みのあるキャラクターを撮影する際の難しさは、無理に「凶暴」に演じようとするのではなく、衣装の重量感、小道具のサイズ感、指示して視線の静けさによって、内面の強さを逆照射(反襯)させることにあります。この重い武器が本当に手の中に収まった時、そのずっしりとしたプレッシャーがかえ意図して私をより早く没入状態へと導いてくれ、本当に重い兵器を携えて各地を転戦する将軍になったかのような感覚を味わえました。
当日の撮影プロセスは、ポーズ、表情、そしてレンズとの掛け合いを同時にケアしなければならず、さらに庭園内を絶えず歩き回ってベストなカメラアングルを探す必要があったため、実はかなり体力を消耗しました。しかし、私はこのようなスタジオではない実際の場所での実地実拍(ロケ)の感覚がたまらなく大好きです。作り込まれたセットに比べ、このような紅い壁に緑の瓦というリアルな環境は、平面の写真にさらなる物語の深み(故事感)を与えてくれます。小道具を手に持ち続けて撮影の終盤には腕がガクガクと震えていましたが、ファインダーの中に定格された映像を目にした瞬間、すべての苦労が報われたと確信しました。キャラクターを模倣しているというよりは、そのキャラクターの魂と束の間の重なり合いを果たしているかのようで、この体験こそが私にとってコスプレの最大の魅力なのです。