BW(Bilibili World)イベントで撮影された自分の写真が投稿されているのを見かけ、コメント欄で「このモデルさん見つけて!」と騒がれていたのですが、実は投稿したのは私本人です。会場で巨大な青い花びらを背負っていた公孫離コスプレとして、今回はこの作品のポートレートレタッチのこだわりについてシェアしたいと思います。
まずは撮影前の事前準備についてお話しします。このスタイリングで最も目を引き、同時に一番大変だったのが、背中に背負った巨大な青い花びらの小道具とうさ耳です。あの巨大な青い花のかさは混雑する会場の人波の中を歩くのが本当に大変でしたが、幸いにも展示館の光量が十分で、余計な補光をあまり必要としませんでした。カメラマンが比較的すっきりした背景の場所を見つけてくれたおかげで、花全体とうさ耳のシルエットを綺麗に収めることができました。ウィッグのカラーは柔らかいライトブルーを選び、同系色のブルーのカラコンと合わせることで、花の妖精のような瑞々しい透明感を演出しました。ショートヘアスタイルですが、前髪や毛先のカーブを自然に見せるためにしっかりとスタイリング剤で固定したため、一日中歩き回っても前髪が崩れることはありませんでした。
次に、今回のメインテーマであるレタッチ作業について詳しくお話しします。元の投稿でも「ビフォーアフター」や「精密レタッチ比較」に触れられていました。私は常に自分の美意識に基づいてポートレートレタッチを行うことを大切にしています。私にとって有効な修图とは、人物を原形をとどめないほど変形させることではなく、カメラの前に立つ彼女の最も美しい瞬間を復元することです。今回の写真セットは元データの質が良かったため、まずはRAWフォーマットでのホワイトバランスと色彩校正から始めました。青い花のかさと裾のダークブルーの花柄装飾は色彩の幅が広いため、単に彩度を上げると色ベタで固い印象になってしまいます。そこでブルーのトーンを個別に微調整し、巨大な青い花びらをより透明感のある仕上がりにしつつ、裾のローズ模様をトーンダウンさせることで明暗のコントラストを生み出し、人物が背景から浮かび上がるように工夫しました。
続いて人物の精密なポートレートレタッチです。最近はフィルターを使った一括肌補正(ツルツル肌加工)が主流ですが、私は肌本来の自然なテクスチャを残す方を好みます。ニュートラルグレーやトーンカーブを用いた覆焼き・焼込みによって局所的な光影を造形し、乱雑な影を取り除くことで、顔立ちに奥行きと立体感を与えました。特にアイメイクに関して、今回はアイラインを引き、ブルーのカラコンを装着していましたが、後処理でキャッチライト(瞳の輝き)を入れないと、カメラ越しには瞳の印象が弱まりがちです。そこで覆焼きツールを使って瞳孔に微妙なハイライトを追加し、瞳に生み出す輝きを補強しました。金色のネックレスペンダントと相まって、視覚的重心が顔部分にしっかりと安定します。輪郭の補正もごく控えめに留め、エラや生え際を微調整する程度に抑え、過度な小顔補正を避け、自然な骨格美を大切にしました。
正直なところ、写真レタッチは作業的な作業工程ではなく、すべての写真に同じプリセットを適用してしまってはキャラクターの魂が失われてしまうと考えています。今回の青と白の二次元ファッションのように、光の照射角度によって肩の反射や生地のシワの表情は一コマずつ変化します。精密な加工の際、私は衣装の細部に徹底的にこだわり、アームカバーの縁の不自然なシワを滑らかにし、服の微かなラメ生地の粒子感を際立たせました。決められたスタイルに迎合するのではなく、自分自身が美しいと感じる色彩表現によってキャラクターの持つ雰囲気を引き出すことこそ、タイトルの言う「効果的な写真レタッチ」の真髄です。
イベント当日は人出が多く、撮影時間が非常に限られていたため、多くは一瞬を狙ったスナップ撮影でした。原画にはわずかなレンズの歪みがあったため、後処理でレンズ校正を行い、画面をきちんとした構図に整えました。こうしてイベント写真が形として残ったことは、自分のコスプレへの情熱に対する誠実な記録となりました。衣装の準備から最終レタッチに至るまで、すべてのステップにキャラクターに対する自分なりの理解を込めました。小道具はとても重く体力を消耗しましたが、レタッチ完了後の爽やかで幻想的な仕上がりを目にすると、苦労の甲斐があったと実感します。今回のレタッチの考え方や美意識のシェアを通して、コスプレが持つキャラクター再現の魅力に加え、後処理加工が写真に吹き込む「二度目の生命力」を感じていただければ幸いです。