新宿の街頭や駐車場にて、黒セイバーのコスプレと邪ンヌ コスプレのFate/Grand Orderコスプレ撮影作品を完了しました。このロケーションを選んだ一番の理由は、新宿夜景が持つ独特のネオンの光影と都市の疎外感に惹かれたからです。それが、2人の持つ冷徹で少し反逆的な現代風のレザー衣装のスタイルと見事にマッチしていました。
今回の撮影衣装は、黒のレザージャケットとショートパンツにミドル丈のレザーブーツを合わせたスタイルが中心です。これらのアイテムは現実では非常に日常的ですが、ウィッグの髪色のコントラストや手に持った武器・旗の小道具によって、一瞬で「非日常」のキャラクター性が最大限に引き出されます。地下駐車場の空間は抜け感があり、冷色系の白熱灯の光がダークトーンのレザー生地に力強い光沢をもたらし、シルエットをくっきりと浮き彫りにしてくれました。車両が行き交い、複雑な建築構造を持つ歩道橋の上では、夜間ミッションを実行しているかのような雰囲気が漂います。
私たちは事前に新宿の現地地形を徹底的にリサーチし、広々とした大通りの階段から隠れた立体駐車場まで、最高の撮影スポットを探し求めました。撮影時、カメラマンの@🌸桜華Tokitaka 氏は光の捉え方が非常に鋭く、街灯の下や駐車場の排気口付近といった局所的な光源が強いシーンをあえて選び、街灯が落とす影を利用して張りのある構図を作り上げてくれました。同じシーンでもアイレベル、ローアングル、ハイアングルなど多様な角度からアプローチしました。撮影パートナーの@CCHISAA 氏と@終於Still 氏も素早く役に没入し、お互いの立ち位置を調整しながら、2人のキャラクターの前後のレイヤー感や立体的な空間感を活き活きと表現してくれました。
正直なところ、後処理のレタッチ雰囲気作りやレイアウトデザインは、デザインセンスが平凡な私にとって本当に大きな挑戦でした。初版で見られる赤い大きな文字やコラージュデザインは、写真集を実物の画集のようなスタイルに仕上げようと無理に試みた結果です。システム化されたデザイン教育を受けたことがないため、レイアウトの際は泥臭い方法でレイヤーを少しずつ重ね、文字間隔を調整し、この無骨なコラージュ感を通してマンガのコマ割りのような読書体験を届けることを目指しました。完成品はプロのデザイナーほど洗練されていないかもしれませんが、画面単体では伝えきれない情緒を補うため多くのエネルギーを注ぎ込み、これらの夜の街頭撮影カットにストーリー性をプラスできるよう努めました。
街頭でのロケ撮影はスタジオ撮影に比べて不確定要素が多く、突然のクラクションや通行人の好奇の視線などもありましたが、新宿ならではの喧騒や雑多な要素が、かえって写真における思いがけないリアルなアクセントとなりました。レザーのジャケットとヘアスタイルは、私たちが観客に届けたかった「ブラックペア」の雰囲気に完璧にマッチしており、戦闘の重圧感と仕事後のどこかアンニュイな都市夜行感の両方を兼ね備えています。地下駐車場で粘った夜や、アングルを探して上へ下へと走り回った一秒一秒が、今回の作品制作のプロセスをとても密度の濃いものにしてくれました。
映えスポットとして有名でバズるような撮影地ではありませんが、新宿自体が持つ伝統と現代が交錯する都市感は、Fate/Grand Order「亜種特異点I 新宿」のストーリーの基調にまさに見合っています。華美な言葉で飾るのではなく、ありのままの夜の環境、街灯、そして撮影者の根気強いロケ展示を通して、現代の都市夜景におけるキャラクターたちの魅力をありのままに伝えられれば幸いです。