オリンピック森林公園北園で撮影したクロウカード「花」コスプレをテーマにした写真撮影は、衣装選びからヘアメイクの設計に至るまで綿密な計画を立てて臨みました。重力に逆らうセット力の高いウィッグは屋外でもカールの持ちが非常に良好でした。セルフで行ったヘアメイクでは緑のカラコンと額の紅い花鈿を取り入れ、これらの要素で『カードキャプターさくら』におけるクロウカード「花」の幻想的かつ具現化された佇まいを表現しました。衣装にはBABY, THE STARS SHINE BRIGHTの桜茶チャイナドレス風ロリータを選び、上半身のレースの切り替えと下半身のピンク×白のスカートが美しい重なりを見せ、逆光下でレースの縁が光を透かす様子も理想的でした。
ロケーションはオリンピック森林公園北園の西門から入り、「楼蘭の少女」像の近くを選びました。当日の杏の花はすでに黄みを帯びた時期に入っており、満開の純白とは違って、この温かみのあるくすみピンクがかえってレトロな風合いを醸し出してくれました。現地の土手や低く垂れ下がる枝は、ローアングルからの撮影に最適でした。現場で誘導してくれた「32F小小撮影」と「随拍小松」のお二人に感謝しつつ、キヤノンのカメラで撮影したことで逆光が巧みにコントロールされ、ドレスの柔らかなピンクを美しく再現しながら背景の白飛びも防ぐことができました。
撮影中に取り入れた白いレースの日傘とシフォンのショールは、画面全体のバランスを整えるのに大いに役立ちました。明暗差が大きい環境だったため、傘を差すことで顔全体に光を均一に行き渡らせることができました。撮影の後半では脚のラインとスカートの立体感を強調するため、ピンクのレースアップハイヒールに履き替えました。土手の上に立つ際は重心を調整するだけでなく、裾に落ち葉が付かないよう常に気を配る必要がありました。こうした苦労と楽しさが入り混じる体験は、春の行楽でロリータ撮影を楽しむ女子にとっては日常茶飯事です。手袋の位置を直したり花の髪飾りを固定したりと細かなチェックが多く手間はかかりましたが、ファインダー越しに光が傘を透過する美しい瞬間を目にしたとき、すべての準備が報われたと感じました。全体として春の息吹をしっかりと記録し、完成度の高いスタイリングとチームワークの大切さを実感する撮影となりました。