今回の蛍火虫アニメイベントで、ついにクレーの装備をフルで揃えることができました。帽子の花びらのテクスチャやエプロンのひし形カットアウトは私自身で少しずつ手作業で調整したもの。レザーグローブは長時間を着用していると手蒸れしますが、再現度のためならその価値は十分にありました。スカートの丈感はレースのトリミングがのぞく白タイツコスプレにぴったりで、黒の革靴を合わせました。屋外の道路に立っていると風が吹き抜け、スカートの裾とウィッグが一緒になびき、現場でのスナップ写真はスタジオ撮影以上にリアルな臨場感を醸し出していました。あの金色の四つ葉のネクタイは、反射が強すぎて目立ちすぎるのを防ぐため、あえてマットな質感の素材を選びました。魚ドカーンの爆弾小道具はセキュリティチェックを通らなかったため、今回はイベント会場に持ち込めず、後から合成するしかありませんでした(笑)。撮影ロケーションは展示館外の道路を選び、背景にはバリケードやぼかされた群衆を配置。光は午後の自然光で、レフ板を使わなくても肌の質感が綺麗に引き立ちました。メイクでは目元の輪郭を強めにして、赤褐色のカラコンがよりエルフ耳コスプレとしての神秘的な雰囲気を放つように仕上げました。とんがり耳の小道具は医療用テープで3時間しっかり固定していましたが、撮影中ずっと外れないかハラハラしていました。イベント当日は大混雑でしたが、開けた道路に出たところでカメラマンがいくつかの表情豊かなアクションを切り取ってくれました。両手を広げてカメラを迎える姿、頬杖をついて考え込む様子、そして最後のハートポーズなど、これらはすべて現場でのアドリブでしたが、思いがけずクレーのいたずら好きで可憐な性格にぴったりマッチしていました。ホテルに戻ってメイクを落とすと耳の付け根が少し赤くなっていましたが、完成したイベント写真を目にした瞬間、すべて報われたと感じました。コスプレにおいて試されるのは衣装のディテールだけでなく、カメラの前に立つ時の脱力感や余裕でもあります。今回のようにキャラクターを現実の街角に落とし込む試みは、スタジオ撮影とはまったく異なる体験でした。これからも全ての原神キャラクターに対するこの情熱を持ち続けたいです。なぜなら、屋外ロケに行くたびそれが新しい冒険になるからです。