30℃の炎天下で1時間以上撮影を続け、途中で低血糖になりかけましたが、なんとか最後まで耐え抜くことができ、納得のいく仕上がりになりました。今回は自分なりの解釈を注ぎ込んだレム ファンデザインで、「少女暴君」をメインコンセプトに据えています。猛暑の中、最初から最後までスナップ撮影とポージング指導をしてくださり、細部にわたって大きなサポートをしてくれたカメラマンの零綾さんに心から感謝します。
少女暴君ならではの「小柄で愛らしい外見の奥に潜む危険な気配」を表現するため、グレーのフリル付きフーディードレスに白のルーズソックスと黒の厚底シューズを合わせました。この衣装自体はレースやリボンがあしらわれていてとてもキュートですが、それゆえに手にした白い日本刀と鮮烈なギャップを生み出してくれます。真夏の暑さの中でこれだけ着込むとかなり蒸し暑く、クールで冷徹なポーズを連続して取る必要があったため、最初はこうしたダークな少女テイストを着こなせるか不安でした。しかし零綾先生の丁寧なディレクションのおかげで、「目線をもっと鋭く、動作をよりキレ良く」とアドバイスをもらいながら形にすることができました。
ロケーションにはインダストリアルな金網のフェンス沿いを選び、背景の赤い壁がクールなグレーの衣装を見事に引き立ててくれました。「何度やり直すことになっても、あなたを救ってみせる」という台詞に込められた強い執念を表現するため、ポージングにも様々な工夫を凝らしました。例えば、横向きに片膝をついて刀を押さえる構えや、片足立ちで刀を掲げるポーズなど、少し攻撃的でありながらも根底には「誰かを守りたい」という一途な想いを感じさせる佇まいを目指しました。このレム ファンデザインは原作そのままの衣装ではありませんが、二次創作のデザインとしてキャラクターの魅力をより際立たせることができたと感じています。
写真編集(レタッチ)では素肌本来の質感を大切に残し、陰影とハイライトを柔らかく整えることで、写真集全体に清冷で幻想的な空気感を纏わせました。今回の体験を通じて、猛暑の中での野外コスプレ撮影の過酷さを身をもって実感しました。大変な思いをして低血糖のアクシデントもありましたが、完成した作品を見るとすべての努力が報われたと実感します。休憩中に手すりに寄りかかって呼吸を整えたり、急いでメイク直しをして撮影を再開したりと、現場ならではの忘れられないエピソードもたくさんありました。最後までご覧いただきありがとうございました!大好きなキャラクターを『Re:ゼロから始める異世界生活』のレム コスプレとして独自のファンデザインで表現できたことは、私にとってかけがえのない経験となりました。構図も世界観も力強さに満ちたこの作品を見ていると、流した汗のすべてが愛おしく思えます。