今回の撮影と後処理(レタッチ)のレイアウトについて、作品のデザイン思考を皆様とシェアできればと思います。まずレイアウトに関して、4:9比率から16:9の4枚にトリミングし、全画面画像機能を使って投稿する操作は、スマホでの没入感を考慮したものです。サイバー感と光のエフェクトによる視覚的緊張感を際立たせたかったため、カット後の連続画面表示は表現したかった世界観をより完璧に再現してくれます。具体的なカット位置には安全域を設け、被写体が不自然に切れないよう配慮しました。
衣装スタイリングについて言うと、今回は白いシャツのベースに黒いネクタイを合わせ、コーディネートの基本構造としました。羽織った青緑色のフード付きジャケットはハーフジップにし、肩の黒いタクティカルストラップを合わせて全体的なトーンをクリーンにまとめました。戦闘感を出すため、腕にはタクティカルプロテクターと黒のアームカバーを巻き、アームカバーの白い毛筆文字が画面のハードな質感を強めています。ヘアメイク面では黒のショートヘアにパッツン前髪、赤いカラコンを選び、目元には赤いグラデーションを効かせて、冷酷で集中した眼差しを演出しました。頭の上のケモミミ(獣耳)造形も全体の非人間感を大いに高めています。
作品全体のコアとなる視覚的要素は光のエフェクトとプロップ(小道具)にあります。右手で持つ青い光を放つ刀のプロップは、刀身の光線を単なるテクスチャ貼り付けではなく、現場の光源と後処理を組み合わせてエネルギーの流動感をシミュレートしました。また身側に浮遊する一つ目一本角の小鬼は、周囲に纏う青い炎の粒子エフェクトのパースペクティブ(遠近感)調整に細心の注意を払い、放たれる青い光が人物の顔や衣服に自然な冷暖光の反射を生み出すようにして、浮いてしまわないように整えました。
撮影ロケーションは実は商業施設のイベント会場内でのイベント撮影です。画像2にあるように、赤地に白文字の看板や天井の一列に並んだスポットライトが見えます。このような生活感の漂う乱雑なロケーションの中で、あえて背後のアーチや横梁を利用して奥行き感を作り出し、レタッチで背景の雑多な通行人を削除した上で、対角線上に交差する青いレーザービームを引き、スポットライトの円形フレアと合わせて強烈な幾何学的空間感を形成しました。
構図の選択については、画面分割後にそれぞれのコマに見どころを作る必要があったため、撮影時は人物を画面中央よりやや左に配置するよう意識しました。カバー(表紙)となった画像1は、視線を少し下げ、正面の刀身の光エフェクトと相まって、独特の圧迫感が一目引きつける首図としてぴったりです。画像4の動的なスナップショットもお気に入りで、なびく髪と青いクロスレーザーが合わさり、腕とプロテクターの特写がディテールの豊かさを引き立てています。
レタッチには本当に時間がかかりました。一本一本のレーザー線、一粒一粒の青い粒子エフェクトを手作業でパースに合わせて修正していきました。完成画像が出来上がった後、多くの人はこのような「二次元」的な光エフェクトを幻想的すぎると感じるかもしれませんが、これこそがコスプレが次元の壁を打ち破る醍醐味だと個人的には思っています。誇張された発光体とクールトーンの対比を利用し、現実から切り離された一瞬の定格感を強調しました。最終的なトーン調整では暗部を抑え、青いハイライトを際立たせることで、画面全体をクリアで通透感のある仕上がりにしました。
この写真を投稿したのも、夜な夜な頑張って仕上げたレタッチの成果を共有したいからです。毎回深夜まで修図(レタッチ)に励むのは、エフェクトを完璧に仕上げ、拡大表示した時にも込み上げる達成感を味わうためです。今回のカット投稿形式はやや変則的ですが、最終的なプレゼンテーションには非常に満足しています。この写真をご覧いただいた皆様が、レイアウトの順序に沿って、メイクからレタッチに至る全工程に注いだ情熱を感じ取っていただければ幸いです。