この写真はハロウィン前に撮影した『原神』ナヴィアのテーマ企画です。今回の撮影では通常のスタジオを選ばず、カメラマンの@小红没有小红帽 と共に祝祭の雰囲気溢れる実景ロケーション「小枝の庭」で待ち合わせました。
実はこれまで多くのハロウィンテーマの写真集を見てきましたが、その多くは赤と黒の配色や、少し不気味で陰鬱なスタイルに寄ったものでした。ですが、このロケーションのレイアウトを目にした時、ナヴィアのような青と金のコントラストが映える華やかな衣装を合わせたらとても面白いのではないかと感じました。1枚目の写真でお気づきかもしれませんが、手書きでゴーストの手形グラフィティやカートゥーンステッカーを加えており、なかなかの仕上がりになっています。ただ、よりリアルなコスプレ撮影の質感を披露するため、2枚目、3枚目、4枚目の写真ではそれらのレタッチエフェクトを取り外し、ロケーション本来の味わいをそのまま残しました。
今回の撮影の準備について話を戻しましょう。まず衣装ですが、この青と金のドレスは広範囲のフリルとレースのディテールが施されており、着用するのが実はかなり複雑です。特にベルトの船舵(操舵輪)の装飾と黒金のチョーカーは、強い存在感を持ちながらも重苦しくなりすぎません。ウィッグはゆるいウェーブ加工を施し、特注の青いカラコンと合わせました。メイクに関しては影の重厚感をあえて抑え、できる限り透明感を出すことで、暖色系の環境照明の下でも自然な肌の質感を保てるようにしました。着用している帽子には白い羽と大きな青い花があしらわれており、ハロウィン特有の少し魔法めいた、かつフォーマル感のある舞踏会スタイルにぴったりマッチしています。
撮影中、ロケーションにある様々な小道具とのやり取りが非常に楽しかったです。3枚目の写真では手に小さなカボチャを持ち、背景には干し草の山、ガイコツの骨格、ゴーストのぬいぐるみが配置されています。ハロウィンの「仮装パーティ」のような気ままさを表現するため、少し斜めに立った姿勢をいくつか試し、スカートの裾やストッキングのラインが画面の中でより伸びやかに映るようにしました。4枚目はミニカボチャのランタン、白い頭蓋骨、目玉のおもちゃで飾られた木製の台に伏せたバストアップで、このアングルは衣装の保持や着崩れ防止の面で神経を使いましたが、仕上がりには大変満足しています。首元のチョーカーのディテール、肩のライン、太もも部分のストッキングのテクスチャが見事に表現されました。
レタッチに関して、今回は自分で補正を行ったため、色調処理においては暖黄色のハイライトとコントラストを意識的に強め、伝統的なお化け屋敷のような陰鬱な雰囲気に寄せすぎないようにしました。ハロウィンテーマに合わせる以上、それ以上に「ファンタジックな童話の夜」というニュアンスを表現することが重要だと考えたからです。芝生や木造の小屋の質感、カボチャの温かみあるオレンジ色が相まって、画面全体が祝祭企画にマッチしつつも、ナヴィアというキャラクター本来の華麗さと明るさを失わずに表現できました。全体を通した感想として、「小枝の庭」というロケーションはハロウィンコスプレの屋外撮影に本当に適しており、ナヴィアの衣装がこうしたカントリーな祝祭の空気感と素晴らしい化学反応を起こしてくれました。この写真集が皆さんにハロウィンコスプレの楽しい気分を届けることができれば幸いです。