【犬走椛 コスプレ】秋の林の木道に繰り出す百鬼夜行、東方Projectの静寂な一コマ - 1 枚目
【犬走椛 コスプレ】秋の林の木道に繰り出す百鬼夜行、東方Projectの静寂な一コマ - 2 枚目
【犬走椛 コスプレ】秋の林の木道に繰り出す百鬼夜行、東方Projectの静寂な一コマ - 3 枚目
【犬走椛 コスプレ】秋の林の木道に繰り出す百鬼夜行、東方Projectの静寂な一コマ - 4 枚目
【犬走椛 コスプレ】秋の林の木道に繰り出す百鬼夜行、東方Projectの静寂な一コマ - 5 枚目
【犬走椛 コスプレ】秋の林の木道に繰り出す百鬼夜行、東方Projectの静寂な一コマ - 6 枚目
【犬走椛 コスプレ】秋の林の木道に繰り出す百鬼夜行、東方Projectの静寂な一コマ - 7 枚目

1年前に晨靄冰藍先生と一緒に撮影した犬走椛のセットですが、先日溜まっていたRAWデータを掘り起こして改めてレタッチし直しました。以前はメイクがどうも綺麗に見えず、衣装の縫い合わせ部分のシワの処理も不自然に思えてレタッチの手が止まりがちだったのですが、しばらく寝かせておいた後、今日ようやく思い切って完成品を公開することにしました。

まずは今回のメイクとスタイリングについて。実は獣耳の固定が大きな問題で、ファーが厚手なのに対して内蔵のワイヤーフレームが細めに作られていたため、撮影中に重みで傾いてしまいがちでした。次回再撮影する機会があれば、より安定感のあるカチューシャ構造に交換して、カメラマンさんに現場で何度も角度の調整を叫ばれずに済むようにしたいです。メイクに関しては、当日は快晴の秋晴れで光線が非常に強く、顔に直接当たるとベースメイクの粉っぽさが目立ちやすくなっていました。テカリを防ぐためベースはマット寄りに仕上げ、目の下のエリアにやや濃いめのシェーディングを重ねることで、キャラの清冷でどこか引き締まった雰囲気を再現しようと試みました。ただ、アイメイクのラインが少し甘くぼやけてしまったため、後処理の局部的な肌補正にかなり時間を取られました。

撮影当日のロケーションは素晴らしく、秋のメタセコイア林の傍らに木道や石橋が設置された場所でした。投稿した写真には、石橋の傍らに座って傘を差しつつ振り返るカットや、木道の上で横を向いて振り返るショットなどがあります。赤い和風の傘と白の長袖振袖の衣装は、こうした暖色系の秋の景色に実によく映えます。3枚目の全身ショットの撮影時、風がかなり強くて傘の抵抗もあり身体がわずかに揺れていたのですが、カメラマンさんが速いシャッタースピードでその一瞬の歩みを捉えてくれ、衣装の軽やかで流動的な動的効果を見事に表現してくれました。当時はカメラを直視しないポーズや横顔、後ろ姿を好んで撮影しており、それによって獣耳や尾をより魅力的に見せつつ、木道の奥行き感と相まって画面全体に物語性を持たせることができました。

レタッチ時には何度も迷いが生じました。元画像は光量が充分で透明感があるものの、アングルによっては影が重くなりすぎてしまったため、全体の色温度と色相を調整し、木の葉が深みのある赤褐色に見えるよう尽力しました。この色味が落ち着きを与え、白い衣装を引き締めることで白飛びを防いでくれます。6枚目のような座りポーズや4枚目の後ろ姿では、色調補正をメインにしつつ肌質やスタイルを微調整するにとどめ、リアルな肌の質感を残すようにしました。特に3枚目の全体スタイリングを見せるショットでは、裾の赤い生地とフワフワした尻尾のコントラストを強調して色彩のレイヤー感を広げ、木道の隙間も自然に見えるよう補正を入れました。さもないと板の上に浮いているように見えてしまうからです。

このような伝統的な和風二次元設定のコスプレ撮影を考えている同好の皆様へ、個人としては衣装の裾やパニエのシルエットに特に注意することをお勧めします。今回の私の裾のフリルと黒い生地はやや重厚すぎたため、歩く際に尻尾の固定位置が少し不自然になってしまいました。小道具に関しては、手元のファーボール装飾を細い針金などで目立たないように固定しておくと、振り回されて動きの邪魔になるのを防げます。また、屋外の強い光の下では、正午の直射日光を避け、柔らかいリムライト(エッジ光)を狙うのが最善策です。そうすることで顔に自然な立体感が生まれ、レタッチ作業もずっとスムーズになります。

今回のレタッチは自分自身の反省・復盤の意味合いもあり、当時の苦労した準備に見合う作品に仕上がっていれば嬉しく思います。