【三角初華コスプレ】アヴェムジカの舞台の裏侧、残りの人生をあなたに捧ぐ - 1 枚目

今回はアヴェムジカのプロジェクトにおける、初華与祥子のペアの掛け合いを撮影しました。ここ最近で最もこだわりを詰め込んだ作品です。ウィッグのスタイリングから衣装の細部に至るまで、ステージの外にあるキャラクターたちの日常感にできる限り近づけました。初華の金髪ショートは実は想像以上に手強く、あの物誉げでありながら見据えるような視線を再現するために、前髪の絶妙なニュアンスを何度も微調整しました。一方、祥子を象徴するライトブルーのロングウェーブヘアは、黒のボウ(リボン)の髪飾りと相まって、階段の温かみのある照明に映えて非常に透明感のある質感になりました。二人で呼吸を合わせ、視線が交差する構図を何パターンか撮影しました。

今回型は欧風スタイルの室内階段をロケーションに選び、絨毯のクラシカルな柄と階段の奥行き感が、人物が持つ表現の張力をしっかりと支えてくれています。撮影中、私たちは手の位置を何度も調整しました。私の手を初華の顎にそっと添えるポーズですが、優しく引き寄せるようなコントロール感を持たせつつも、不自然に硬くならないように意識しました。実際は角度を維持するためにかなり指先に力を込めており、指先のチュール(網)グローブとレザーのリストガードによる素材のコントラストも際立たせています。初華の少し顎を上げた視線には、どこか奔放でありながら従順さも孕んだ矛盾したニュアンスがあり、キャラクターのコアをかなり的確に捉えられたと感じています。

レタッチ(後加工)では過度なエフェクトは施さず、肌のトーンや光と影の自然な階調を活かすことで、赤いトップスと黒いコルセットのコントラストをより引き立てました。同時に、背景のノイズになる部分を暗く落とし、二人の交錯する視線や身体言語(ポージング)に視線が集中するようにしています。実のところ、ペアでの撮影において一番難しいのは二人の掛け合いの絶妙なバランスポイントを見つけることです。関係性における依存度を表現しつつも、それぞれの独立したオーラを損なわないようにしなければなりません。今回のコスプレ撮影は私の中の理想に届いた仕上がりになりました。言葉(セリフ)がなくても、画面から「残りの人生をすべてあなたに委ねる」という、あの『ういさき』としての宿命感が伝わってくるはずです。