「神々が恋した幻想郷」――今日は東方風神録の合わせ(団体撮影)をしたいという念願を胸に、ようやくこの射命丸文の衣装に袖を通しました。皆と一緒に渓流沿いの砂利を踏みしめながら、幻想郷ならではの秋の清々しい空気を感じてきました。
この合わせ撮影(団片)は、実はずっと前から心の中で温めていた企画でした。東方風神録の紅葉ロケシチュエーションは、東方シリーズの中でも屈指の美しさを誇るクラシックなビジュアルの一つです。秋の渓流、木漏れ日、水面のきらめき、そしてこの赤・黒・白を基調とした烏天狗(天狗)の装束。環境の光と影のバランスから、衣装の色彩の調和に至るまで、画面全体の完成度を今回のチーム撮影において最も重視しました。
今回の撮影に向けて、事前の準備も入念に行いました。衣装の面では、生地の刺繍のディテール、帯の質感、そしてブーツの絶妙なヴィンテージ風加工(磨旧処理)に至るまで、可能な限り原作設定を再現しました。ウィッグにあしらった天狗の耳や髪飾りも、渓流沿いの強い直射日光の下で不自然に反射したり外れてしまったりしないよう、特別な固定テクニックを駆使しています。こうした細部へのこだわりは、写真の中では一瞬の描写に過ぎないかもしれませんが、幻想郷で「新聞記者」を務める彼女を表現するにあたって、しっかりとした衣装の質感こそが、私自身を深くキャラクターに没入させてくれるのだと実感しています。
撮影当日のライティング(日の光)は本当に最高でした。赤や黄色に美しく色づいた楓(モミジ)の葉の間から差し込む木漏れ日が、とても柔らかな光斑(ボケ)を作り出してくれました。私たちは木橋や河原を何度も往復し、カメラマンさんも常に構図のコミュニケーションを取りながら、水面の反射によるハイライトを輪郭光(リムライト)として活かし、キャラクターがより活き活きと映るように工夫してくれました。特に木橋の上に佇む逆光の一瞬は、背後に重なり合う紅葉と山あいの町並みが広がり、カメラのモニターでプレビューを確認しただけでも、秋の幻想郷ならではの静謐さとロマンティシズムがひしひしと伝わってきました。ただ、川辺の丸石は非常に滑りやすく、ブーツで足場をキープするにはかなりのバランス感覚が必要でした。団扇をあおぐ象徴的なポージングをするため、皆で互いに支え合いながら大きな岩の上に登りました。足の裏が少し痛かったですが、理想的なアングルで紅葉ロケ(紅葉外景)の作品を残すためなら、そんな苦労も全く気になりませんでした。
丸一日の撮影を終え、カメラには様々なアングルやシチュエーションで撮影された何百枚ものデータが残りました。射命丸文は天狗であり、その驚異的なスピード、鋭い感性、それから『文々。新聞』の記者としての抜群の「カメラ慣れ(ファインダーへの意識)」は、レイヤーの表情作りや佇まいに非常に高い表現力を要求します。私は不自然に大げさなポーズを取るのではなく、ありのままの美しい大自然の中で、彼女らしい余裕と自信に満ちた表情を溶け込ませることを意識しました。集合写真(大合照)で他の幻想郷のキャラクターに扮した仲間たちと並んだ際、全員の衣装の色彩が秋の美しい風景の中に絶妙に調和し、ごちゃごちゃした乱雑さは一切なく、まるで生き生きとした極上の秋の絵巻物を眺めているかのようでした。これは素晴らしいコスプレ撮影の体験となりました。
一日中の撮影は本当にハードで、重い衣装や小道具を身にまとって何度も移動を繰り返しました。表情をコントロールし続けるだけでなく、樹々の隙間からこぼれる最高の自然光(木漏れ日)の瞬間をカメラマンさんと一緒にじっと待つ粘り強さも求められました。しかし、ファインダー越しに皆の並びがこれ以上ないほど美しく調和し、小道具や髪飾りが秋風にふんわりとなびく瞬間を目にしたとき、すべての疲れが報われたと深く実感しました。この日、大げさな感謝の言葉は必要ありませんでした。純粋に大切な友人たちと大自然の中でのアウトドアロケを心から楽しみ、自分が心底愛する表現活動に没頭し、あの東方風神録の美しい紅葉の記憶をありのままにしっかりと刻むことができた――それだけで十分なのです。