今回の聖園ミカの夏用水着スタイリングは、ちょうど雨が上がりかけ、あたりに夕闇が迫る黄昏時に撮影を行いました。ウィッグ部分は、ミカならではのふんわりとして立体感のあるピンクの質感を丁寧にセットし、頭の上の星と月の小さな飾りは、決して明るくはない環境の中で格別に精巧に映えました。衣装は白い半透明のチュールアウターに水色のレースアップブラトップを合わせ、さらに何層にも重なる白いミニスカートを組み合わせました。背中の天使の羽が、造形全体にとても軽やかで息づくような空気感を与えています。
撮影当日の天気はあまり良くなく、予定していた日中の光は待っている間にだんだんと落ちてしまい、空は深みのあるブルーアワーのトーンに包まれました。海水のひんやりとした色彩と、キャラクターが纏うブルー&ホワイトの系統を同時に残すため、私たちはロケ用ストロボを使い、逆光の中でできる限り彼女を明るく照らし出しました。このように自然と暗くなっていく海辺の環境が、かえってこの衣装に二次元の世界と現実の狭間にあるような幻想的な雰囲気をもたらしてくれました。
ポージングに関しては、グラデーションカラーの浮き輪を持った立ちポーズ、裸足での座りポーズ、 hemispheres そして両手を前に伸ばした掛け合いのポーズなどを試しました。グラデーションの浮き輪には星や波の模様がプリントされており、ミカの持つ透明感あふれる瑞々しい要素と響き合い、夜の帳がもたらす重苦しさを打ち破ってくれます。みるみるうちに日は落ちていきましたが、光が収束していくことで、逆にキャラクター本来の柔らかさとチャーミングさが際立ちました。この時、海風が非常に強く、スカートの裾がふわりと舞い上がり、羽も後ろでかすかに震えていました。黄昏の海辺に留められたこの一連の映像が、ミカの持つ独特な天真爛漫さと、海辺の夏の涼しげな空気感を皆さんにお届けできることを願っています。これぞ二次元撮影の醍醐味です。