今年の夏休みはスケジュールがぎっしりで、広州蛍火虫アニメエキスポと深圳アニメフェスティバルが立て続けに開催され、私も機材を詰めた大きなスーツケースを引いて会場に詰めっぱなしでした。17日から20日までは蛍火虫、続いて24日から26日までは深漫へと転戦し、連日高強度の撮影となりましたが、シャッターを切るたびに最高の価値を感じていました。
コスプレイベント写真はスタジオ撮影とは全く異なります。現場の光は複雑で、大勢の来場者が行き交うため、瞬時の構図決定とスナップ撮影の能力が試されます。私はストロボなどの照明機材を持ち込んだので、被写体の顔に当たる光をできるだけ綺麗に整えつつ、背景を暗く落として主役を際立たせることができました。今回の衣装の中には、ふわっと広がるロングスカートで裾を大きくなびかせる必要があったり、重量級の武器で両腕の筋力を振り絞らないと安定して構えられなかったり、複雑なアクセサリーで何度も角度を微調整しなければならなかったりと、一筋縄ではいかないものもありました。撮影前には、ご一緒する皆さん一人ひとりと事前にポージングのスタイルについて、「キレのある斬撃の瞬間」「軽やかな滞空感」「上品な座り姿のアップ」など、具体的なイメージを擦り合わせました。椅子や階段、光が反射する床など、すべてが活用できる小道具になります。アングルさえバッチリ決まれば、素晴らしい効果を生み出すことができます。
私を信頼してくださった皆様に心から感謝いたします。中にはイベント写真の撮影が初めてで少し緊張されている方もいましたが、いくつかポーズの誘導をすると、すぐにキャラクターの精神状態に入り込んでくれました。私も衣装が緩んだ時のために小さなクリップや安全ピンを常備し、いつでも手伝わできるようにしていました。昼間の混雑する時間帯は、できるだけ比較的スペースに余裕のある隅の方を探し、会場のトップライト(天井光)や環境光を補助として活用しました。夜の部になるとライティングがさらにクールになり、フラッシュと組み合わせることで非常に空気感のある明暗のコントラストを表現できました。
どのスタイリングの裏側にも、長時間のメイクやヘアセットの準備があります。髪はスプレーでガチガチに固め、武器は事前に磨き上げ、靴は長時間の立ち仕事に耐えられるように慣らしておく必要があります。皆さんがレンズの前で見せてくれる自信と作品への愛を目にするたび、すべての苦労が創作へのモチベーションへと変わっていきます。この数日間でスマホには数百枚のプレビューが保存され、パソコンのハードディスクも原画でパンパンになりました。これから時間をかけて丁寧にレタッチしていき、どの衣装もキャラクター本来の気質を再現しつつ、現場ならではのダイナミックな躍動感を持たせられるよう仕上げていく予定です。
今回お引き受けしたキャラクターの幅は非常に広く、華やかなロングトレールドレスからスマートな軽装、さらには寒色系から暖色系まで様々で、どの配色も二次元撮影におけるライティングの組み立てに新しいアイデアを与えてくれました。これらの現場でのスナップ写真を通して、イベントならではの熱気と純粋さを皆さんに感じていただければ幸いです。