今日は本来友達と外で撮影する予定だったのですが、メイクを終えて鏡をしばらく見つめていたら、あまりの仕上がりの悪さに本気で泣きそうになりました。最近コンディションが良くないのか腕が鈍ったのか、ファンデは粉吹き気味でアイシャドウのグラデーションもくすんで見え、ウィッグまで頭頂部に張り付いてペタッとして見えてしまって。この写真はもちろんガッツリ加工したもので、美肌補正、輪郭修正、色味調整、頭頂部のボリューム出しをしてようやく見られるレベルになりました。正直なところ、コスプレの後に無加工の生写真を見るたび深い自己嫌悪に陥り、「もうコスプレの頻度を減らそうかな」とさえ思うことがあります。ウィッグの購入や衣装選び、テストメイクからロケ撮影まで、準備だけで丸々一週末が潰れ、そこにレタッチの時間まで加わると、かけた労力と成果が見合わないと感じてしまう時があるからです。
でも思い返せば、キャラクターの衣装に袖を通しウィッグを被るその瞬間には、確かに何とも言えない特別な高揚感と儀式感があります。今回挑戦したのは『バンドリ!』の市ヶ谷有咲 コスプレです。ちょっぴりツンデレでありながら何事にも真面目に向き合う彼女の性格が大好きで、現実世界の自分が時折抱く劣等感や意地っ張りな一面にも重なる気がします。今日のメイクはうまく決まりませんでしたが、衣装のディテールにはとても満足しています。セーラー襟に赤いリボン、そしてツインテール コスプレを合わせることで、全体的に暖かみのあるトーンになり、柔らかな印象を引き出してくれます。日常コスプレならではの空気感を出すため、あえて暖色系のライティングを組み、画面が硬くならないよう工夫しました。
実際のところ、私にとってコスプレとは一種の「変身」体験のようなものです。カメラの前に立つと無意識に表情を整え、キャラクターの眼差しや仕草を真似ようとします。顎に手を添えるだけのシンプルなポーズであっても、自然体で少し気だるげなニュアンスを出すために何度も角度を試行錯誤しました。これこそがコスプレの醍醐味であり、自分の現実から束の間抜け出して、別世界の設定を生きる体験をさせてくれるのだと思います。
コスプレの頻度を減らすかどうかについては、マイペースに行こうと思っています。気分が乗った時には、たとえコンディションが悪くても記録に残しておきたいものです。それに、レタッチ作業も楽しみの一つですし、完璧ではない生写真を少しずつ理想の姿へと仕上げていく達成感はとてもリアルです。この写真は確かに「ガッツリ加工」されていますが、衣装の質感、毛流れ、メイクの色味の調和はすべて自分が一つひとつ調整したものであり、決して完全な虚構というわけではありません。
今日は外ロケには出られませんでしたが、家で一人カメラに向かって撮影できたので、せっかくのメイクも無駄にならずに済みました。次回はもっと早く出発して光の良いロケーションを見つけ、市ヶ谷有咲のあの強がりで優しい雰囲気をより完璧に収めたいと思います。調子に関しては焦らず整えていくつもりです。誰にだってメイクが上手くいかない日くらいありますよね?コスプレの中に少しでも楽しさを見出せるなら、それだけで十分です。