今回の撮影では教室をシチュエーションとして選び、合わせた衣装も時雨羽衣の非常にクラシックなスタイリングです。このキャラクターで二次元コスプレに挑戦するからには、制服のディテールの再現度が最優先事項でした。襟元の白いセーラーカラーのステッチから、胸元の赤いリボンの素材や結び方に至るまで、非常に細やかな処理了施しています。ツインテールの質感を原画にできるだけ近づけるため、スタイリストが艶感のある薄いブロンドのウィッグを厳選しました。また、両端の白いポンポンのアクセサリーも、多くの類似サンプルを比較した上で、安っぽく見えないスエード調の質感のものを選びました。
教室での撮影において、ライティングは非常に興味深い課題でした。室内の光源は、窓からの自然な拡散光と天井からの白熱灯が混ざり合ってやや雑多なため、撮影時には環境の色温度を少し下げて、画面全体にクールトーンの日本風フィルム感を持たせました。その後、レタッチでスクール水着のネイビーブルーと白のコントラストを統一感を持たせて調整しました。正直なところ、このスクール水着の生地はかなりタイトで、前屈みになったりしゃがんだりする時は柔軟性が試されましたが、あのリラックスして活発な学園の雰囲気を再現するために、机の上でいくつかの異なるポーズや構図に挑戦しました。本日公開した数枚の写真の中で、私個人が一番気に入っているのは机の上にひざまずいてうつ伏せになっているアングルです。中望遠レンズでパースを圧縮することで、視線や身につけているポンポンのアクセサリーを際立たせました。また、撮影前にチームでスクール水着のディテールに焦点を当てたライティングを行い、生地の過度な反射をできるだけ避けることで、VTuberとしての原設定の持つクリーンな質感を表現できるようにしました。教室の赤と青の配色の背景がキャラクターの活力を大いに引き立ててくれ、この一連の教室の写真のストーリー性をより完全なものにしてくれました。