【アルトリア コスプレ】『アークナイツ』ヴィルトゥオーサ コスプレのメイクテスト記録 - 1 枚目

黒髪のキャラクターに挑む際、私のアイメイクは徹底的な「引き算」の薄化粧を貫きます。今回は『アークナイツ』のアルトリア(ヴィルトゥオーサ)のメイクテストを行いました。黒髪キャラというと、黒髪の重さに負けないよう濃いアイシャドウを重ねがちですが、今回のメイクテストシェアではあえて逆のアプローチを取りました。アイシャドウの範囲を極限まで絞り、最も淡い色彩を選び、澄み切ったベースメイクと繊細なアイラインによって骨格の美しさを際立たせる手法です。

本日のベースメイクにはセミマットなリキッドファンデーションを用い、顔の中心部のトーンアップと鼻筋・顎先のシェーディングに重きを置きました。黒髪はコントラストの高い透明肌で支えなければ顔全体がくすんで見えてしまうため、丁寧なコンシーラーとハイライトの仕込みが何より重要です。アイシャドウは淡いグレーブラウンでアイホールに薄くベースを仕込むのみにとどめ、目のキワから外側へは一切ぼかさず、下まぶたもごく淡いミルクティーカラーをひと撫でするだけに抑えました。濃いシャドウを排した分、瞳の力を宿すために自然に瞳を強調するブラックのカラコンを選び、アイラインはインラインを中心に目尻のラインに沿ってわずかに平行に流しました。まつ毛はつけまつげを使わず、マスカラで一本一本セパレートさせて繊細に仕上げています。この手法の利点は瞳の透明感が際立ち、力みのない洗練された素顔感が生まれる点にあり、目元の泣きぼくろと相まってキャラクター特有の気品が一気に立ち上がります。チークは顔の中央にふんわりと広めにぼかし、鼻先にも薄く乗せることで、どこか儚げなニュアンスを添えました。

ウィッグに関して言えば、黒髪ロングストレートは一見シンプルに見えてカットの技量が厳しく問われます。前髪が重すぎると重苦しい印象になってしまうため、毛先を梳いて軽やかな束感を作り、サイドの鬢は長めに残してフェイスラインに寄り添うようカットして輪郭を整えました。頭頂部はブロッキングで根元を立ち上げ、美しい頭部シルエットを構築。黒髪は平面的に見えやすいため、毛流れの艶と立体感の管理を徹底しました。頭部には黒い角の装飾パーツを固定し、激しい所作でもズレないよう大量のアメピンで強固に固定しました。額に添えたオーロラグリッターはテスト中に試したアクセントで、スタジオ照明を受けて微かに煌めき、画面に繊細なニュアンスを加えてくれました。

衣装面では、白い制服シャツの立体的な仕立てが美しく、襟元の黒のパイピングと金色のエンブレムが重厚な質感を放っています。胸元の黒いスカーフをきつめに結び、黒のレザーグローブを合わせることで、手元の所作の洗練度が格段に引き上がりました。白シャツの上に重なるハーネスベルトは締め具合を慎重に調整し、レンズの前で美しいラインを描きつつ動作による余計なシワが寄らないよう工夫しました。本革手袋は通気性が低く小道具が滑りやすいため、合間に着脱して調整を繰り返すわずかな苦労もありました。肩にあしらわれた金色の紋章刺繍は極めて精巧で、アップのポートレート撮影で素晴らしい見せ場となってくれます。

今回はスタジオ内にて1灯のメインライトとレフ板を用いてテスト撮影を行いました。絞りを開放気味にして背景を優しくぼかし、視線を顔元へと集中させています。濃いアイメイクに頼らない分、眼差しの焦点が極めて重要になるため、顎をわずかに引いて三白眼気味のアンニュイな視線を投げかけ、キャラクターが纏う神秘的で近寄りがたい冷涼な空気に寄り添いました。光が顔に落ちた際、ハイライトとシャドウのグラデーションが極めて自然に繋がり、ベースメイクの設計が正しかったことを確信しました。

メイクテストとは、自らの固定観念を壊し続ける試行錯誤の連続です。かつて黒髪を演じる際は無意識に陰影を深めようとしてメイクが濁ってしまいがちでしたが、今回は徹底して引き算を行い、まつ毛・アイライン・肌のキメへと焦点を移したことで、想像以上の手応えを得ることができました。ウィッグの毛流れの調整や細部の微調整など改善の余地はまだ残されているものの、初期テストとして非常に実りある時間となりました。小道具や衣装の精度をさらに研ぎ澄まし、本番のアークナイツ コスプレ撮影に向けて万全の状態で臨みたいと思います。